佐久市議会 > 2004-03-12 >
03月12日-03号

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  1. 佐久市議会 2004-03-12
    03月12日-03号


    取得元: 佐久市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-14
    平成16年  3月 定例会(第1回)     平成16年佐久市議会第1回定例会会議録(第3日目)◯議事日程(第3号)                   平成16年3月12日(金)午前10時開議     開議宣告日程第1 会議録署名議員指名日程第2 一般質問◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(24名)     1番  関口不二人君      2番  市川 将君     3番  木内昌明君       5番  有坂 章君     6番  花岡 茂君       7番  井上順喜君     8番  仁科英太郎君      9番  伴野寿夫君    10番  油井邦子君      11番  相沢昭子君    12番  石山英哲君      13番  鈴木茂男君    14番  和嶋美和子君     15番  中嶋長市郎君    16番  高見沢秀明君     17番  上原 泉君    18番  神津史延君      19番  並木茂徳君    21番  臼田 瑛君      22番  中條寿一君    23番  小林光男君      24番  市川律子君    25番  柳沢佐久平君     26番  菊原初男君◯欠席議員(なし)◯説明のため出席した者  市長      三浦大助君      助役     森角芳藏君  収入役     岩井和洲與志君    総務部長   神津良一郎君  民生部長    黒沢道人君      保健福祉部長 青柳 哲君  経済部長    市川隆利君      建設部長   黒沢俊彦君                     浅間病院  浅間病院院長  宮崎雅之君             佐々木茂夫君                     ・みすず苑事務長  教育委員長   岩井信人君      教育長    高柳 勉君                     選管書記長・  教育次長    赤羽根寿文君            浅沼千枝君                     監査事務局長  農委事務局長  荻原一彦君      庶務課長   小林 哲君  秘書広報課長  柳沢義春君      企画調整課長 浅沼 博君  財政課長    内藤孝徳君◯事務局職員出席者                     議会事務局  議会事務局長  白石 功              中嶋初男                     次長  庶務議事係長  小井土公明      書記     柳沢昌子  書記      角谷秀敏       書記     今井章弘 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(関口不二人君) おはようございます。 現在までの出席議員は24名でありますので、定足数を超えております。 よって、直ちに本日の会議を開きます。 -------------------------------------- △報告事項 ○議長(関口不二人君) 本日の議事は、議事日程第3号をもって進めます。 -------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員指名 ○議長(関口不二人君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において  18番  神津史延君  19番  並木茂徳君の2名を指名いたします。 -------------------------------------- △日程第2 一般質問 ○議長(関口不二人君) 日程第2、これより市政に対する一般質問を行います。 一般質問の通告者は、木内昌明君ほか10名であります。 発言の順序は抽せんによって決定されておりますので、議会事務局長に報告させます。 議会事務局長、白石君。 ◎議会事務局長(白石功君) 平成16年第1回定例会一般質問の発言順序についてご報告いたします。 1番、木内昌明議員、2番、並木茂徳議員、3番、神津史延議員、4番、市川将議員、5番、伴野寿夫議員、6番、高見沢秀明議員、7番、有坂章議員、8番、相沢昭子議員、9番、中條寿一議員、10番、油井邦子議員、11番、和嶋美和子議員、以上でございます。 ○議長(関口不二人君) ただいま報告いたしました順序によって質問を許可します。 なお、質問は時間制限の中で行っておりますので、質問者も答弁者も要旨を要約して議事進行にご協力願います。 -------------------------------------- △木内昌明君 ○議長(関口不二人君) 最初に、木内昌明君の質問を許します。 3番、木内君。 ◆3番(木内昌明君) 木内昌明です。よろしくお願いします。 昨日は、代表質問がありまして、本日は一般質問、初日トップバッターを務めさせていただきます。よろしくお願いします。 例年になく降雪量の少ない冬でありました。雪国では、この雪の量により年間予算が大きく変動するようでありますが、私たち佐久市の住民は、寒さにはこたえるものの、積雪量で年間予算が大きく変わることはありません。自然環境には恵まれていることでしょうか。特に、高齢者世帯は、昨年のような大雪を思えば、ほっとしておられることと思います。 春の彼岸も目前に迫り、日一日と春らしい陽気になってまいりました。ことしはどんな年になるだろうかと気持ちも新たに新年を迎え、はや2カ月半が過ぎました。イラク戦争も戦闘終結宣言をしたものの、テロ行為による戦闘は一向に沈静化が見られません。このような中、復興支援活動でイラクへ派遣されている自衛隊の皆さんがその任務を果たし、無事帰国されることを祈っています。 BSE問題もようやく落ちついたかと思ったら、また国内に発生してしまいました。昨年10月には、コイヘルペスウイルス病の発生、幸い長野県ではウイルス病は確認されなかったものの、コイは佐久市のシンボルであり、また特産品であります。市内の養殖業者を初め、市民は大きなショックを受けました。また、最近では、鳥インフルエンザによる鶏の大量死、このような聞きなれない家畜の病気の発生は、一体どういうことなのでしょうか。 私たち生きていくのになくてはならないエネルギーのもとである食品関係となると、他人事ではありません。こういう事態が発生して、改めて日本の食糧供給の問題を考えさせられます。日本の食糧自給率は約40%で、先進国の中で最低水準だと言われています。我が国の現状を見た場合、安心して食べられるよい食品の生産を目指し、自給率の向上を真剣に考えなければならないと思います。 さて、政府は年が明け、早々、月例経済報告で景気回復を宣言しました。失業率も昨年12月には 4.9%と低下、5%台をようやく抜け出したとのこと、昨年の平均失業率は 5.3%であり、年平均の改善は13年ぶりだと報じられております。薄日が差してきたという表現をしていますが、その陰にはリストラにより職を失った者、働きたくても職にありつけない多くの若者がいるのが実態であります。薄日どころかまだやみの中です。正直な気持ち、景気回復宣言はどこの国のことだろうと思いたくなるのが大方の国民の実感ではないでしょうか。 長野県は2月20日、当初予算総額 8,758億円という新年度県予算案を提示しました。歳入の見込み違いから 370億円の歳入不足という事態に、田中知事はこの不足対策として基金から全額を取り崩す方針を出し、一部から非難を受けました。その後の調整で基金からの全額取り崩しは回避したものの、我々県民のトップとして、余りにもお粗末な予算編成にあきれるのは私だけではないと思います。担当職員の入れかわりが激しく、実務の能力が低下するという人事のやり方を指摘する県幹部のコメントが目に入りました。 そして、もう一つは、知事の行動計画もこのような事態を招いた原因ではないかと言われております。新年度予算編成に取りかかろうとする大事な時期、つまり10月以降、衆議院議員選挙の応援に全国を飛び回り、選挙が終わると欧州旅行に出かけ、年末から1月にかけて入院、県民参加の予算づくりを強調していた知事の考えはどうなってしまったのでしょうか。 さて、市町村の新年度当初予算は、どこの自治体も基金の取り崩しをせざるを得ない厳しいスタートになるようであります。今議会初日の市長の議案説明を振り返ってみたいと思います。三位一体の初年度という中での予算編成であり、今回の予算編成に当たっては、例年以上に苦労された様子がうかがえます。16年度一般会計当初予算 207億 6,000万円、前年度比 4.4%の増。その要因として、第3次総合計画である野沢中学校建設事業費のためという説明がありました。総事業費28億円の予算で着工した野沢中学校の建設も、計画どおり進み、地場産の木材を多く使った管理特別教室等が竣工し、引き渡しを待つばかりとなりました。先日、中を見せていただく機会がありました。これが現代の学び舎かとすばらしさに驚きました。17年度中のすべての完成を目指し、引き続き順調に建設が進行されることを望んでいるところであります。 教育費の伸び率56.1%は別として、歳出で伸び率の目立つものは、民生費、衛生費でしょうか。健康長寿都市子育て支援都市を宣言している佐久市においては、当然の予算でしょうか。また、18年度開始を目指し、西部地区老人福祉拠点施設も、過日地権者、そしてその周辺の住民の皆さん方のご理解とご協力のおかげで契約が終わりました。厳しい財政のもと、今後は国・県からの補助金が気になるところであります。 市長は新年度予算編成に当たり、国や県の補助削減に追従し、安易に事業の縮小や廃止をするわけにはいかないと所感を述べられました。近年の国庫補助、負担金の削減、地方交付税の削減が明確にされている中、トップとしての姿勢は我々市民にとり心強いものがあります。 質問に入らせていただきます。今回は4項目の質問をさせていただきます。 まず最初に、地域おこしについてであります。昨日の代表質問で、友政会の同僚花岡議員より、佐久鯉初め特産品の振興についてという質問がありました。私の質問は関連になりますが、地域を限定して地域おこしについて質問させていただきます。 佐久鯉といえば、地形的に良好な水利を活用して、跡部、桜井、そして岸野は、昔からコイの養殖が盛んでありました。今日では桜井地区が最も盛んであります。2月8日、佐久商工会議所が中心になり、佐久の鯉人倶楽部が発足しました。このことについてはマスコミ等でたびたび報道されていましたので、ほとんどの人はご存じかと思います。会員を募集したところ、60名の定員に 140名の応募者があったそうです。予想外の数であり、定員で締め切るわけにいかず、全員の皆さんに登録をしてもらったということであります。関係者にしてみればうれしい悲鳴であります。 今から3年前、泉小学校の6年生が素朴な疑問から佐久鯉について調べてみようということになったのだそうです。この春中学を卒業する諸君です。関係者の話によりますと、佐久のシンボル佐久鯉を知ろうという学級新聞をつくり、三浦市長に手渡したということをお聞きしました。これがおととしのことであります。その後、本当の佐久鯉を生産しなければという機運がだんだん盛り上がり、昨年、市と商工会議所で県の産業創出のための支援事業を視野に入れた取り組みで、コイ養殖の復活に力を入れ始めたそうです。 本当のコイとは、言うまでもなく、稚魚から切鯉までの一貫生産のことを意味します。これが昨年の5月から6月にかけてのことであります。そして10月になり、佐久漁業組合では来年春に向けて、本当の佐久鯉の養殖に力を入れ、増産しようと準備をしていたところ、例のコイヘルペスウイルス病の発生です。そこで、この危機を逆に意識を高める好機にしようと、商工会議所が市民に呼びかけ、佐久鯉発祥の地である桜井の皆さんの協力を得て立ち上げたのが佐久の鯉人倶楽部であります。 開会式と第1回の例会が桜井地区で開催されました。地元の皆さんが前日から準備を進められ、当日は民家をお借りし、会員が腕によりをかけたコイ料理に舌鼓を打ったところであります。ここまではどちらかといえば市民レベルの取り組みであります。これから先、佐久のシンボル佐久鯉を振興させ、ブランドを守っていくには、行政の支援が必要ではないかと思うのであります。 そこで、お伺いいたします。 地域おこしについて、1つ目は、佐久鯉ブランド推進事業補助金ということで新年度予算が計上されました。その詳しい内容を含め、佐久の鯉人倶楽部発足と、今後行政としての取り組みについてご答弁をお願いいたします。 2つ目は、コイヘルペスウイルス病による支援対策について。昨年第4回定例会において、追加議案として上程された中小企業対策事業費とし、風評被害の影響を受けたコイの卸売、加工、小売の事業者に対しての金融支援でありますが、その利用状況はどうであったでしょうか、お伺いいたします。 次に、国道 142号線拡幅の現状と今後について質問いたします。 中部横断自動車道関連道路アクセス道路ということで、国道 142号の拡幅工事に関する対策協議会が設立されたのが平成11年12月であります。翌年9月と11月に地権者への説明会がありました。その後、長い時間が経過したわけでありますが、当初の計画であります佐久合同庁舎の西から岸野小学校入り口交差点までの 3,150メートルを4車線化するための拡幅計画の進捗状況をお伺いいたします。 次に、千曲川スポーツ交流広場の管理について質問いたします。 冒頭述べましたが、ことしの冬は例年になく雪が少ない年でありました。そんなことでしょうか、屋外スポーツが大盛況であり、千曲川スポーツ交流広場マレットゴルフの愛好者で連日にぎわっています。楽しんでいる人たちは、男女を問わず高齢者がほとんどであります。このスポーツ広場マレットゴルフ場も年々整備され、自分たちでできることは自分たちで、手に負えないことは市へお願いし、本当にいいコースになりました。昨年の秋、シーズンオフによりクローズにしたところ、それに対する反響が大きく、最終的に開放ということになったとお聞きしました。雪が多ければやりたくもできないわけでありますが、ことしはこんな気候であったために、できなかった日は数日ということで春を迎えました。 そこで、気になるのは芝の状態です。来期は夏の芝の発育ぐあいを見て判断したいという言葉を協会の役員さんが漏らしていました。芝の保護のためにクローズにするか、高齢者の楽しみのスポーツのために開放するか、なかなか判断に難しいところであります。 そこで起きた問題が、冬期間閉鎖してしまうトイレのことであります。水はつながっているものの、電気はつながっていません。したがって、河川敷にある仮設トイレは、冬は閉鎖せざるを得ません。地区の会合などで寄り合いのときは、このトイレの話題をよく出されるのです。私は雪がもっと積もってくればこんな騒ぎにはならなかったと、冗談まじりに返答している次第です。 3点ほど質問いたします。 昨年は、ゲートボール場を移転してもらい、新たに9ホール増設の用地を確保していただきました。現在のところ、仮設のコースをつくり楽しんでいますが、もう少しマレットゴルフ場らしい整備をしなければと思うのでありますが、増設箇所の整備はどんな計画でしょうか。 2点目に、トイレのことでありますが、願うところは、現在の仮設トイレに配線をし使用できれば、それにこしたことはありませんが、河川敷設置ということでどうしてもだめであるならば、管理棟のトイレを開放してもらうよりほかないと思うのであります。これは切実なお願いであります。いかがでしょうか。 3つ目は、この冬期間に一体どれだけの人たちが、この千曲川スポーツ交流広場マレットゴルフを楽しみに来たのでしょうか。最近までのおおよその数おわかりでしたらお願いします。 以上3点、お伺いいたします。 最後の質問です。1月30日の新聞紙上「サンピアなど廃止検討、 265の年金施設整理へ」という記事が載りました。公的年金の保険料で設立したこの病院など 265の施設を見直すということであります。見直すとは、つまり存続か民間への譲渡か廃止かということのようであります。民間譲渡とは地元自治体も含んでいるようであります。対象のものは、厚生年金病院厚生年金会館保健福祉センターなどで、社会保険庁が設置した施設であり、佐久市には、健康福祉センターウェルサンピア佐久があります。平成9年4月オープンしました。 少子高齢化の時代を迎え、年金問題がクローズアップされ、その制度が数年ごとに改正されています。そのさなか、施設を年金会計から切り離すという改革方針が政府から出されたのであります。その3日後、衆議院の予算委員会の中で、参考人として出席した厚生年金事業振興団理事長は運営する立場から、地元で存続要望が強く、独立採算できる施設は状況に応じて存続の余地を残してもらいたいと、一部存続を要望いたしました。このようなことから、まず累積赤字を抱えている施設は整理対象になることは避けられないようであります。 さて、そこで心配になるのはサンピア佐久の経営の状態、現状はどうなのでしょうか。駐車場はいつもほぼ満杯の状態であり、宿泊客か日帰りのお客か、利用者は相当多いように見受けられます。マスコミ報道以降、地元では存続が心配されております。全国の年金施設について、来年度整理機構を設立して、その後5年をかけて全施設を譲渡、売却をするという自民党方針をどのように受けとめられておられるでしょうか。また、もしおわかりでしたら、健康福祉センターサンピア佐久の運営状況をお聞かせいただければと思います。この件については、できましたら市長からご答弁をお願いいたします。 以上、この席からの質問は終わります。 ○議長(関口不二人君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) おはようございます。 木内議員から4点の質問ございましたが、最後のサンピア佐久につきまして、私からお答えを申し上げます。 サンピア佐久は年金制度に対する理解と信頼の向上や、被保険者への社会福祉の利益の還元のために、平成9年にオープンいたしました年金福祉施設であります。この施設は、46の客室、会議室のほかに、7種類の温泉施設、テニスコートなどスポーツ施設を持つ総合的な宿泊施設でありまして、平成15年の施設利用者数28万人程度と言われております。そのうち、地元の方の利用が多い日帰り温泉の利用者は11万人余と伺っておりまして、地元に密着した施設であります。また、全国でも有数のすばらしい眺望を有しておりまして、加えて北陸新幹線や、上信越自動車道といった高速交通網の要衝に立地しているために、利用者の皆様の評判は上々でありまして、また宿泊者の多くが県外の方ということでありまして、さまざまな形で佐久市にもたらす経済効果は非常に大きいわけであります。 近い将来、中部横断自動車道が整備され、近接いたします佐久南インターチェンジができますと、一層の利用者の増加が見込まれるところであります。また、この施設の経営につきましては、年々収益は向上しておりまして、全国に25あるサンピアの中でも、経営状況は上位の五指に入るということを伺っております。 これからのサンピアの問題についてですが、去る3月10日に開催されました与党年金制度改革協議会によりまして、このような年金福祉施設について、平成17年度に独立行政法人として整理機構を設立をして、以後5年間をめどに、全 265施設ありますが、この 265施設を売却や廃止で整理することが合意をされております。しかし、これが今後どのような形態に組織され、どのような形で国の関与から離れるかなど、今後のことにつきましてはまだ詳細に示されておりませんので、もう少し状況を見定める必要があると思っております。 なお、サンピアにつきましては、こういう施設の中では黒字であるということを施設の方からも伺っております。 なお、新市におきましては、西山一帯の観光ルートの開発などによる広域での連携によりまして、総合保養地の拠点として位置づけをしていきたいと考えておりまして、サンピアの役割は非常に大きい存在であると思っております。何せまだ状況が全くわかりませんので、もう少し様子を見たいと思っております。 あとの問題は、部長の方からお答えを申し上げます。 ○議長(関口不二人君) 経済部長、市川君。 ◎経済部長(市川隆利君) 私の方からは、地域おこしについて2点ご質問をいただきました。順次お答えをさせていただきます。 まず、佐久の鯉人倶楽部の発足と、今後の取り組みについてのご質問にお答えをいたします。 木内議員さんご存じのとおり、この組織は佐久商工会議所独自の取り組みといたしまして、佐久鯉に関心のある地域の皆さんを対象に、会員を募りまして発足した組織でございます。佐久の鯉人倶楽部は佐久市のシンボルであり、全国的にも有名な佐久鯉が低価格の他県産コイに押され、衰退している状況を憂いまして、佐久鯉を守り育てる活動の輪を市民レベルに広げることにより、鯉の里づくりを目指すことを目的としております。昨年12月に佐久商工会議所が会員を募ったところ、予想を大きく上回る 135名の申し込みがございまして、市外からの申し込みもあったと伺っております。 去る2月8日に第1回の例会として、桜井の延命寺において今後の取り組みについて意見交換の上、その後、上桜井の民家で伝統的コイの料理を味わう催しが行われたところでございます。倶楽部では今後年数回の例会を予定されまして、アンケート調査などをもとに、具体的な取り組み内容を固めていく方針のようでございますが、PRのパンフレットの作成、コイを使った創作料理コンテスト伝統的佐久鯉料理伝承のための料理教室、佐久鯉発祥の地である桜井の民家を使った伝統的佐久鯉料理処の整備などの取り組みがそのアンケートの候補として挙がっていると伺っております。 昨年末のコイヘルペスウイルス病の風評被害によりまして、佐久鯉は大きな痛手をこうむったわけでございますが、市民の皆さんの段階でのこうした取り組みの一つ一つが佐久鯉振興の機運を盛り上げ、かつて質、量とも全国一と言われた佐久鯉の復活につながっていくのではないかと思っております。 次に、コイヘルペスウイルス病風評被害対策として実施した制度資金の利用状況についてお答えをいたします。 本制度資金はコイヘルペスウイルス病対策として、風評被害等で相当程度、20%程度でございますが、その売り上げの減少を来しているコイの流通販売業者さん、あるいはコイ料理を専門とする旅館、飲食業者の皆さんを対象に、中小企業振興資金経営安定支援分の借り入れに対しまして、平成18年12月31日までの間、 0.9%の利子補給をするものでございます。本年度は12月議会におきまして、所要の補正予算をお願いいたしまして、 5,000万円の融資枠を確保させていただきました。 利用状況でございますが、既に2件、 4,000万円の融資が実行されており、現在1件が申請中でございます。合わせますと 5,000万円の状況となります。また、利子補給の対象とはなっておりませんが、県の制度資金の融資が1件 100万円が実行されております。資金繰り円滑化に一定の効果があったものと考えております。 新年度にも新たに 5,000万円の融資枠を確保するとともに、地域内一貫生産による佐久鯉の生産振興を目指す佐久鯉ブランド推進事業として、議員さんのご質問の中にもありましたが、稚魚から切鯉までの一貫生産を目指したブランド佐久鯉の生産振興を図るための助成、それに伴います種苗確保に対する助成措置など、関連予算を今議会にご提案させていただいておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(関口不二人君) 建設部長、黒沢君。
    ◎建設部長(黒沢俊彦君) それでは、私からは国道 142号拡幅の現状と今後について、それから千曲川スポーツ交流広場の管理について、2点ご質問がございましたので、ご答弁させていただきます。 最初に、国道 142号拡幅事業の現状と今後についてでございますけれども、この改良事業につきましては、平成8年11月中部横断自動車道の佐久ジャンクションから佐久南インターチェンジ間の整備計画路線への格上げに合わせまして、中部横断自動車道佐久南インターチェンジへのアクセス道路の佐久南インター線として、国道 142号のうち佐久合同庁舎北側付近から1級河川中沢川付近までの延長 3,010メートルにつきまして、現道2車線、幅員14メートルの道路を4車線、幅員28メートルに拡幅改良するため、都市計画決定を行い進めてきております。 事業化と事業主体につきましては、中部横断自動車道佐久南インターチェンジ料金所から国道 142号までの約 500メートルの通称B区間を含めまして、平成11年度に国庫補助事業として採択を受け、佐久建設事務所において事業を実施していただいております。これを受けまして、ただいま議員ご質問の中にもございましたように、平成11年にはこの道路の拡幅事業の推進を目的に、地元関係区長さんを中心とした国道 142号佐久南現道拡幅推進対策協議会が設立されまして、事業推進にご協力をいただいているところでございます。 本事業の経過でございますけれども、平成11年度に路線測量、土質調査等を実施し、翌平成12年度には計画図面案について地元対策協議会のご同意をいただきまして、平成13年度からはB区間の佐久南インターチェンジ入り口との接続部分の前後 1,200メートル区間について用地買収が始まりまして、今年度は約10億円の予算で用地買収を行っていただいております。これによりまして、今年度末でB区間と 1,200メートル区間の農地部分の買収は、全体約4万 4,000平方メートルございますけれども、このうち 2,500平方メートルほどを残すのみとなり、その進捗率は約94%となっております。来年度以降は、農地の残地とご質問の宅地の買収を行う予定と伺っております。 このような中で、昨年12月、中部横断自動車道の佐久ジャンクションから八千穂インターチェンジ間が新直轄方式による整備区間に決定したわけでございます。佐久建設事務所からは、この新直轄方式になったことによる国道 142号拡幅事業の進捗には変更はないとお聞きをしているところでございます。国道 142号拡幅改良は中部横断自動車道の早期建設に重要な事業でございますので、今後とも地元関係者並びに同協議会と協力いたしまして、関係機関に事業費の拡大等早期完成を要望してまいりたいと存じます。 次に、いただきました千曲川スポーツ交流広場の管理についてのご質問でございます。 この中で、マレットゴルフコースの増設箇所の整備についてでございますけれども、千曲川スポーツ交流広場につきましては、ご承知のように、佐久橋右岸地域に面積約8万 600平方メートルございます。設置施設につきましては、管理棟、グラウンド、ゲートボール場、ちびっこ広場、マレットゴルフ場が設置され、子供から大人まで幅広い世代の皆さまに利用をいただいております。 また、佐久市の一大イベントでございます佐久バルーンフェスティバルもこの千曲川スポーツ交流広場を会場に毎年盛況に行われ、本年は第21回熱気球日本選手権大会も同時開催されることになっております。マレットゴルフコースの増設箇所の整備についてでございますけれども、千曲川スポーツ交流広場を利用されております多くのマレットゴルフ愛好者の皆さんから、県大会のできる36ホールのコース増設の要望がたびたびされているところでございます。 市では要望に沿えるよう検討をし、当初18ホールで開始をいたしました。その後、地元の協会の皆さんの手づくりで、27ホールに増設をしていただいたところですけれども、さらに9ホールの増設をということで、マレットゴルフ、ゲートボールの両関係者の皆様とご協力をいただき、ゲートボール場を佐久橋下流の多目的広場に移設をいたしました。現在は旧ゲートボール場をロープで区切りまして、9ホールのコース取りをして利用をいただいております。 冒頭でもご説明いたしましたけれども、この場所はバルーンフェスティバルの競技会場となっておりますことから、増設のコースづくりにつきましては、極端な地形の形状変更は難しく、コースづくりにつきましては創意工夫が必要と思われます。 いずれにいたしましても、増設9ホールにつきましては、関係者の皆さんと相談をさせていただき、利用しやすく、またできるだけ、起伏は無理ですので、コースに変化をつけたコースになるよう、整備手法も含めて検討してまいりたいと存じます。 次に、冬期間の利用者は何人ぐらいかとのことでございますけれども、千曲川スポーツ交流広場は平成11年8月に集中豪雨災害で被災し、翌年3月に復旧工事が完了いたしました。復旧以来、特に千曲川スポーツ交流広場マレットゴルフコースは、冬期も積雪時以外は利用が可能であることから、利用される皆さんは年々増加しております。 ご質問の冬期間の利用者数につきまして、市といたしましては、施設利用が無料であること、また、利用者手帳も備えつけてはございますけれども、記名をなされないで利用する人も多いことなどから、正確な利用者数は把握ができておらない状況でございます。マレットゴルフ関係者によりますと、冬期間の1日当たりの利用者数は、 150人から 300人程度利用されているのではないかというふうに伺っているところでございます。また、利用されている方々の中には、市内を初め、近隣の市町村、または県外の方も大勢利用されているということをお聞きしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(関口不二人君) 教育次長、赤羽根君。 ◎教育次長(赤羽根寿文君) 管理棟の管理は教育委員会で行っておりますので、私の方からご答弁をさせていただきたいと思います。 ご承知のように、この管理棟でございますが、平成7年度にスポーツ交流広場の管理棟として設置されたものでございます。スポーツ交流広場は多目的グラウンドのみのスポーツ施設として、冬場の利用を想定していないこともございまして、市内の他の屋外スポーツ施設と同様に、12月から3月までの冬の期間は閉鎖をしているところでございます。したがいまして、その前提のもとに管理棟のトイレの凍結防止対策が施されていないところでございます。また、4月から11月までの供用期間内でございましても、施設の管理対策上、通常かぎをかけて管理しておりますので、利用することができません。しかし、グラウンドを使用するスポーツ大会等で専用的に使用する場合は、主催団体の責任者にかぎを貸し出しまして、トイレの使用をしていただいているところでございます。 ご質問の冬の期間の管理棟トイレの開放につきましては、設備の凍結による破損防止と、施設管理対策両面から、当面は施設開放が困難な実情にございますので、ご理解をいただきたいと存じます。 ○議長(関口不二人君) 3番、木内君。 ◆3番(木内昌明君) ご答弁ありがとうございました。 それでは、私の方の質問順からちょっと関連で、どちらかといえば要望が多いわけなんですが、述べさせていただきます。 地域おこしについて、経済部長からご答弁いただきましたもので、ちょっと私の方の要望をお聞きしまして、感想を一言お聞かせください。 まず、私、地域を指定してということで、桜井地区を挙げました。桜井地区、集落へ入ってみますとおわかりのように、とても情緒感じられるところであります。佐久鯉の里はここですよということの1つと、それからそういうことで車をとめて引き込まれるような、そういうような地域を起こしたいというのが、私の今回の質問のねらいなんでございます。桜井地区へ入ってみますと、非常に道が狭く、それで水路がありまして、それがしかも迷路のようになっております。庭先にはほとんどの家に池がある。それから、どういうことか、桜井地区には歴史のある土蔵が幾つか目につきます。 これらを今のうちに手入れをしておかないと、将来悔いを残すような気がするのであります。そんなためにも、地元とご協力を得ながらやれば、そんなに大きな投資も必要ないように思うのであります。水路とか工事については迷路のような状態ではありますが、これを溝ぶたをして道路を広くするとか、そういう意味ではなくて、そのままの状態で改善できれば、補修できれば、こういうことを願っております。 次に、案内板の件でございますが、これはきのう花岡議員から質問がありました。最近、ピンコロ地蔵の案内板が出ていますね。銀行のわきですか。それからもう一つ、国道 142号線沿いに延命寺という看板が出ております。その看板が何となく落ちついていて目を引く。ああいう看板というのは非常にいい看板だと感じられます。佐久鯉の里というようなことを、ああいう国道沿いへ、ああいう感じの看板が立てばなということを感じたところであります。 それからもう一つは、ガイドマップを私も幾つかめくってみたんですが、桜井地区にここが佐久鯉の里という表示がちょっと見られないわけなんです。これから合併という問題もありまして、そういう方面はいろいろつくりかえが多いかと思いますが、佐久鯉の里ということはぜひ入れてもらいたいわけであります。 それから、佐久鯉人倶楽部の中で、私アンケートがありまして、そこへ、アンケートへ書き込んだことなんですが、きのうも出ました延命寺という名前のお寺、佐久には本当にふさわしいお寺ではないかと思うんです。それから、ちょっと西の方へ行きますと、多福寺というお寺があります。虚空蔵山のすそにあるお寺です。それから例のピンコロ地蔵。要するにこの4つをセットにした名所めぐり、こういうものが1つの案ではないかと思うわけでございます。これは私がちょっと考えた散策コースなんですが、経済部長としてちょっとご感想をお聞かせください。 ○議長(関口不二人君) 経済部長、市川君。 ◎経済部長(市川隆利君) とても参考になりますご要望をいただきまして、今後の参考にさせていただきたいと思いますが、地区的な地域おこしというような議員さんお考えでございますけれども、やはりこれが全市的に岸野もあれば跡部もある、コイの里としまして。そんなことで市としても考えさせていただいたらと。これが初めの桜井の鯉人倶楽部かということで様子を見させていただいております。 それから、ガイドマップにつきましては、延命寺さん、それから多福寺さん、それからピンコロ地蔵というように名称、名前の由来とか、そんなことで佐久にあったというようなことで参考になるところもございますので、またそういったところもガイドマップ等をつくるときには参考にさせていただきたいと思いますが、そんなところでよろしくお願いいたします。 ○議長(関口不二人君) 3番、木内君。 ◆3番(木内昌明君) ありがとうございました。 次に、国道 142号の件ですが、今ご答弁いただきましたが、実はあの中に民家、要するに商店が2店含まれております。つい先日の県議会の質問の中で、その2軒も年度内に何とかしましょうという回答を得たということが新聞に載っていましたが、これはこのように受け取ってよろしいんでしょうか。私、実は地元でありまして、このことをよく言われまして、田畑は後にしても、民家、私ども先の計画があるから、そのたんび延長、延長されても困りますということを言われたいきさつがあったんですが、どんなように受けとめておられるでしょうか、ちょっとお聞きしたいんですが。 ○議長(関口不二人君) 建設部長、黒沢君。 ◎建設部長(黒沢俊彦君) 民家、商店が2軒あるということで、先ほども16年度以降ということで答弁させていただきました。過日、県会の中での質問に、県の部長さんの方から16年度というふうに、年度内というか、16年度の中でというふうに我々は承知をしているんですけれども、年度内というのは今年度ではなくて16年度というふうに、県の方からもそんなふうにお聞きはしているんですけれども、そんなことでよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(関口不二人君) 3番、木内君。 ◆3番(木内昌明君) ありがとうございました。 急な質問なんですが、私も新聞見たのがきのうなもので、ちょっと前もってお願いもしておけなかったもので。 それから、千曲川スポーツ交流広場のトイレの問題です。今、管理棟は開放できませんというお答えをいただきました。これは、何かイベントをやるときは申し出て借りるという、こういうことはできるそうです。ただ、たまたま冬の場合のことがとても心配なんでして、冬はとにかく仮設が使用できない。そうなれば、管理棟のトイレを借りなければいけないということになるんです。管理棟も冬は、もしかぎを貸しても、また、水を締めるのを忘れてパンクでもされればという、こういう心配はいろいろあるんですが、心配すれば切りがないんですが、あそこにゲートボール場が移りましたことで、また、ゲートボールの皆さんはぜひあそこをお借りしたいという、こういう話が出ているんです。 ゲートボールについては、冬場は余り使用しないようですから、これからのシーズンですね。皆さんもう腕が鳴ってくるようなこんな時期に来ておりまして、これからの時期、ゲートボールの皆さんがあそこを使いたいというときに、ぜひかぎをお借りして、責任持ってまた返すというような方法をぜひとってもらいたい、こんなことを要望いたします。 暖かくなれば、マレットゴルフ場の方は仮設トイレが使えるから、それで問題ないと思います。いずれにしましても、あれだけの交流広場、河川敷とはいいながらも、今お答えいただきましたら、かなりの数が見えています。月に 150人から 300人ということでありますが、私もお聞きしたところ 200人は下らないだろうと言っております、1日にです。これだけの人たちが楽しんでいる場所にトイレが使えないということは、ちょっと考えられないことだと思うんです。将来的には、河川敷へ物が建てられないということになれば、堤防のわき、至近距離へちゃんとしたトイレをつくってもらうよりほかないのではないかということを思っておりますもので、またご検討ください。 きょうは5つの質問をさせていただきました。最初は桜井地区を中心とした佐久鯉の生産を目指して、それに関連した周辺の地域おこし、それから、中部横断自動車道アクセス道路の進捗状態、それから最後にこのトイレの問題をお聞きしたんですが、トイレの問題につきましては非常に大事な問題でありまして、人事ではない問題でありまして、ぜひ何とかしていただきたいということをお願いします。 それから、最初に市長からお答えいただきましたサンピアの件です。これは先ほど述べましたが、ことしで丸7年ですね、開所しまして。でも、隣接する薬草公園、あれがまた非常に人気がありまして、あそこへ来た泊まり客などは散策コースとして利用しているようなんですが、あれも現在 320人という会員がいるそうです。交代で管理をしていただくために、あのように保たれているんですが、ああいうものがあそこに隣接するということで、また評判もいいのではないかと思います。 けさの新聞です。国民年金が17年ぶりに赤字だということ、見出しがありました。今、年金が非常に問題になっているわけなんですが、私ももちろん国民年金を納めております、年間16万円ですか。私は厚生年金から国民年金へ移りまして、20年、20年、40年間かけまして、そろそろ金融機関からそのご案内が最近届いております。私の立場から見ても、この年金会計からのああいうものというものは、自分のかけた年金が減らされるというようなことを思えば、ちょっと首をかしげるわけでありますが、先ほど市長お答えのように、佐久市の場合は黒字経営で何とか来ているということを聞けば、何とか続けてもらいたい、存続してもらいたいことが私どもの願うところでございます。市長はたびたび中央の方へ足を運んでおるわけなんですが、情報を得ながら、ぜひ私どもが力になることであれば、やりたいと思いますもので、その辺のところをお願いしておきます。 時間になりました。以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(関口不二人君) 木内君の質問は以上で終結いたしました。 -------------------------------------- △並木茂徳君 ○議長(関口不二人君) 次に、並木茂徳君の質問を許します。 19番、並木君。 ◆19番(並木茂徳君) 19番、並木茂徳です。よろしくお願いをいたします。 第1回定例会3月議会は予算議会だと言われております。開会日には市長から招集あいさつ、議案説明が行われました。 きのうは各派の代表者による代表質問が行われまして、16年度の事業につきまして、細部にわたり議論が行われました。 それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。 大きな項目で、公民館活動について、図書館について、佐久こい(恋)短詩文学祭の開催についての3項目について質問をさせていただきます。 それではまず最初に、公民館活動についてお伺いをいたします。 今、公民館活動はたくさんのメニューを考え用意をして、大勢の皆さんに呼びかけ、多くの市民の皆さんが趣味に教養にと参加をしております。各公民館で先月地区館の集いが行われましたが、学級や講座で学んでつくった作品や、1年間練習をした成果の舞台発表が行われ、どこの地区館もたくさんの皆さんが参加をして、にぎわったとお聞きしております。野沢会館で行います市民総合文化祭も大勢の皆さんが参加をしております。 公民館活動は参加者の心の栄養の源とともに、地域の潤滑油の役割を成していると思います。先日、1期の議員で作っております2001年グループで静岡市の清水に研修視察に行ってきました。静岡市、清水市合併後の行政、議会の状況について研修の機会を得ました。説明をしました議会事務局長さんが清水市と佐久市が友好都市を結んだ経過を説明してくれました。 今から35年ほど前、佐久市と清水市の公民館活動に参加していた青年たちの学級が発端で、好意的な交流活動から、市と市がお互いに活力を生み出す友好都市の締結をし、現在に至っておると話されました。私もその時期、青年学級に参加しておりまして、20歳代前半のころだったと思いまして、大変懐かしく思い出されました。佐久から清水の美保の松原のユースホステルで宿泊をし、清水からも青年学級生に来ていただき、東山でキャンプをしたり語り合いました。ホームステイを通じてミカン狩り、リンゴ狩りをして、交歓会をしたことが思い出されました。 今、清水から佐久へ、中部横断自動車道の早期実現が望まれております。これも公民館活動の青年学級がお互いに長く交流を継続し、両市の友好が深まった結果だと思います。公民館活動の学級、講座は、継続することが大切ではないかと思います。 昨年10月に第51回長野県公民館大会が佐久市で開催されました。大会は成功裏に終了したとお聞きします。大会資料を見させていただきますと、分科会の発表者には、それぞれ公民館主事という名前がついておりました。昔は公民館の職員の方を公民館主事と呼んだ気がしますが、今はそのような呼び方はしないのでしょうか。公民館活動はいろいろなメニューを計画し、活動が行われていますが、高齢者大学など大変人気がありまして、申し込んでも受講できない人も出ると聞きます。ほかの講座にも受講できない人が出るほどの人気の講座があるのか伺います。 公民館の本館と4地区館で行っている学級や講座に参加をしている受講生の状況について伺います。 活動の中に若い人たちが集う学習事業が少ない気がいたしますが、若い人たちの学習や講座の企画があるか、また考えているかお伺いをいたします。 また、各公民館に図書室がありますが、図書室を利用している人は余り見かけません。図書室には、地域の生い立ちがわかる歴史的な貴重な本が保管されていると聞きます。市立図書館ができましたので、地区館の利用者が減少したとは思いますが、現在の使用状況はどうか伺います。 次に、生涯学習課と公民館の生涯学習について伺います。 学校教育が義務教育の子供たちを対象にしているのに対し、生涯学習課は生まれたばかりの子供から、学校教育を卒業して社会で働く人、また、高齢者に至るまでの全体を対象にしている、大変幅の広く長い学習だと思います。現代社会は、物質的な豊さは満たされましたが、これからは心の豊かさが求められる時代だと思います。今、豊かな心を養うために、社会教育が求められていると思います。教育行政としての生涯学習課の生涯学習と、公民館活動の生涯学習との違いは何か、伺います。 次に、図書館の利用状況について伺います。 先日、NHKの番組で全国で1万 7,000軒の本屋さんがあり、1年で 1,600軒の本屋さんがつぶれていると聞いております。そしてまた 600軒の新規開店があると言われています。今、本屋さんにとって、本を読まなくなったこと、本離れ、本を万引きされることが問題になっています。中・高年生の一部の人はゲーム感覚で万引きをし、今、中古書店で現金にかえると言われています。佐久市の図書館ではそのようなことはないでしょうか。また、図書館の蔵書数は適正な蔵書数が確保されているのでしょうか。図書館の利用状況はどうか、貸し出した本は完全に返品されているのでしょうか、伺います。 蔵書管理について、個人から図書館に寄贈をいただきました本などを管理をしていますが、高価な本もあると聞きます。 次に、草笛号が出前図書館として市内循環を毎日しており、地域の読書愛好家の皆さんが図書館に行かず家の前で借りられると、草笛号が来るのを期待している皆さんがたくさんいるとお聞きします。市内を回っている草笛号の利用状況はどうか、伺います。 次に、佐久こい(恋)短詩文学祭の開催について伺います。 佐久市の佐久は、むかしから花咲く佐久、まほろばの佐久、みすずかる佐久、ロマンの佐久、コイの佐久と言われています。このサクをもじりまして、佐久恋フォーラムが開催できないか伺います。 桜が咲き、こいのぼりが元気に泳ぎます。鯉祭りが行われました佐久に熱気球バルーンが5月の青空を彩るようになりました。熱気球バルーンが青空に吸い込まれていくバルーン大会も、3日からことしは5日となり、バルーンが大空を舞います。人間が、人が空を飛ぶことは昔から夢であり、ロマンであったと思います。佐久に新しい夢とロマンが加わりました。そこで、夢、ロマンのフォーラムの開催も面白いと思いますが、ですが、佐久市では清流に住むコイが名産であります。そこで、佐久恋フォーラムとしまして、佐久に来てくださいという意味で、佐久に来い、コイを食べにこい、夢を見にこいということで、恋フォーラムとして、今恋をしている人から、年齢は問いません。お父さんからお母さんへ、お母さんからお父さんへ、今、オンリーワンの恋をしている人から、インターネットや郵送で俳句、川柳、短歌、詩、恋の歌を全国から投稿をしていただき、短詩文学祭を鯉祭り、熱気球バルーン大会に合わせて行い、より多くの観光客の誘客を図り、俳句、川柳、短歌の愛好家の皆さんの交流会の事業ができないか伺います。 以上で、この席からの質問を終わらせていただきます。 ○議長(関口不二人君) 教育次長、赤羽根君。 ◎教育次長(赤羽根寿文君) 並木議員さんから4項目のご質問をいただきました。 まず、公民館活動についての中の学級、講座についてのご質問にお答えをさせていただきます。 公民館活動といたしましては、市民の皆様に豊かな情操と教育を高め、明るい地域づくりを進めていただくために、各種学級、講座を開設いたしまして、子供から高齢者まで、生涯にわたる学習活動の振興を目指した事業を実施しているところでございます。平成15年度におきましては、公民館本館や地区館を含めまして、10件の学級と講座を開催しておりまして、総実施回数は 221回を数えているところでございます。中でも人気のございますのが、議員さんも触れておられましたけれども、高齢者大学でございます。高齢者大学を初めといたしまして、乳幼児学級などございます。受講希望者の市民も多くございまして、人数制限をさせていただいているのが現状でございます。また、市民の皆様のニーズをもとに、多様な学習、文化活動等に応じた学習機会の提供とともに、自主的な学習グループの育成を図っておりまして、現在そのグループが 175ございます。 次に、活動への参加者でございますけれども、平成15年度における公民館主催の各種学級、講座に参加いただきました皆さんは、現在のところ延べ1万 174人を数えているところでございます。また、ただいま申し上げました学級や講座以外にも、公民館主催事業といたしまして市民総合文化祭、市民コーラス祭り、家族音楽会等がございまして、多くの市民の皆様に参加をいただいているところでございます。そして、こうしたイベントの1つとして、ご質問にございました地区公民館の集いも実施しているところでございます。平成15年度は2月中・下旬に4地区館でそれぞれ開催行事として行われまして、4地区館の合計参加者は6,021 人と、昨年の 4,839人を大きく上回る皆様に参加いただいたところでございます。 次に、公民館と生涯学習課との違いについてのご質問がございました。ご承知のように、公民館は昭和22年の教育基本法及び24年の社会教育法によって、法的整備が図られまして、以降、地域社会において、日常生活圏における市民の身近な学習、交流活動の場として親しまれるとともに、学習活動を援助し、生活の改善、向上に大きな役割を果たしてまいりました。 これまでの公民館は、公民館単独で機能を果たすことが主流でございましたけれども、しかし、近年におきましては、図書館、美術館、体育施設等の各種社会教育施設が整備されてまいっておりますとともに、教育機関や民間企業等によります公開講座の開設や、施設の開放等も行われるようになってきておりまして、市民の生涯学習機会は格段に向上してまいっております。 こうした中にありまして、今後の公民館の役割は、単に学習機会や集会の場の提供にとどまらず、市民のより身近な組織としての機能を発揮することによりまして、ご承知のような社会の都市化、核家族化等の中で、地域連帯意識の向上を図り、市民の日常生活において地域社会とのきずなを強化することにあると考えられます。こうしたことから、他の生涯学習施設等との連携を積極的に推進するとともに、人材の育成確保の上に、市民の生涯学習ニーズにこたえるための情報提供、相談機能を果たしているところでございます。 一方、生涯学習課でございますが、地域社会はご承知のように、戦後の復興期から現代に至りまして大きく変貌を遂げてまいりました。主なものは、豊かな経済社会化でございますし、また高齢化、国際化、情報化でございます。こうした地域社会の変化への対応も求められておりまして、特に生涯学習ニーズの多様化への対応、青少年対策、男女共同参画推進への対応、国際化への対応などが求められているところでございます。 こうしたことから、佐久市では教育委員会の中に生涯学習課を置き、市民一人一人がそれぞれ自分に合った学習活動に参加できる多様な学習機会の拡大を図るとともに、青少年の補導活動、中学生の海外研修、洋上セミナーなどの青少年健全育成事業を担う青少年係、男女共同参画推進を担う女性係、国際化対応を担う国際交流係を設置いたしまして、各分野にわたって業務推進を行っているところでございます。 いずれにいたしましても、公民館は市民により身近な生涯学習活動の推進を担い、一方、生涯学習課は主として特定の社会教育上の行政課題に対応するなど、その役割を分担しながら、ともに生涯学習社会への対応をしてまいっているところでございます。 なお、両者の業務に類似する部分もございますが、今後業務推進の中で一層の連携を強化しながら、明確化に努めてまいりたいと考えているところでございます。 次に、2点目の図書館についてご質問をいただきました。現在、図書館には、蔵書冊数15万 2,000冊ございます。人口1人当たりの蔵書冊数は 2.2冊という状況でございます。その利用状況でございますけれども、平成16年2月末現在の延べ貸し出し利用者数は10万 5,345人となっているところでございます。また、延べ貸し出し冊数は23万 4,099冊でございまして、平成14年度と比較いたしまして、貸し出し者数で 9,956人、貸し出し冊数で2万 2,124冊、それぞれ増加となっております。このように大変大勢の市民にご利用をいただいているところでございます。 このうち、移動図書館車草笛号の状況でございますが、市内60カ所のステーションを巡回しておりまして、図書館を利用したくても利用できない高齢者や、小さいお子さんを抱えたお母さん方を中心に、2月末現在で 7,700人の皆さんに利用をしていただいているところでございます。また、児童館、保育園、幼稚園、市の保健センターへの団体貸し出し業務も行っておりまして、市民サービスの充実を図っているところでございます。 次に、蔵書の管理につきましてご質問をいただきました。図書館では平成12年12月から、蔵書管理のためにコンピューター化を図っておりまして、以後コンピューターシステムも順調に稼働しているところでございます。こうしたことから、市民がインターネットを通じて自宅などのパソコンから図書館の蔵書検索ができるようになりまして、多くの市民に大変好評をいただいているところでございます。 図書館では、基本的に利用者に自由に本に触れていただき読書に親しんでいただくために、他の多くの図書館で行っていますように、開架方式で運営をしているところでございます。こうした中で、図書館では蔵書管理のため、年1回蔵書点検を行いまして、その際、利用価値を失った図書、あるいは長期間所在不明な図書の除籍や、図書資料の補充を行うための点検作業等を行っているところでございます。その際におきまして、一定数の不明図書が見られる状況にございます。ともすると、貸出受付を行わずに館外へ本を持ち出す方がおられ、その結果として不明図書となる場合もあるかもしれませんけれども、詳細につきましては不明でございます。 一方、購入いたしました図書でございますが、コンピューター管理をする上で必要な情報を入力いたしましたバーコードラベルを貼付いたしまして、その上にブックフィルムコーティングを施しまして貸出管理をしておりまして、このことが中古本としての流通経路への流出防止策になっているものと思われます。蔵書の中にはご寄贈をいただい本も多数ございまして、特に貴重な図書はかぎのかかった書架に保管をし、担当が立ち会って館内貸出で利用をしていただいているところでございます。今後とも不明本発生の未然防止とともに、市民の生涯学習、高度情報化時代の視点に立ちまして、多様化する市民のライフスタイルのニーズに沿ったサービスを行い、図書館をさらに充実をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 続きまして、3点目の佐久こい(恋)短詩文学祭についてのご質問をいただきました。現在、佐久市の公民館では、心の風光をうたい上げようというテーマに、毎年3月に佐久市民短詩型文学祭を行っております。その内容といたしましては、一般市民より作品を募集いたしまして作品集にまずまとめます。その当日、現代詩、短歌、俳句、川柳の各部門ごとに分かれての座談会や記念講演など、市民の生涯学習の一環として位置づけて実施しているところでございます。また、年間を通じて随時投稿をいただく通信俳句講座も行っておりますが、それぞれ同好の市民による長年の活動として定着しているところでございます。 したがいまして、ご提案をいただきました件につきましては、大変貴重なご意見として今後の課題とさせていただきたいというふうに思っております。 それから、最後でございますが、公民館の図書室の図書に関するご質問をいただきました。公民館の図書室は、文部科学省告示でございます公民館の設置及び運営に関する基準で、図書室の設置が定められておりますことから、市内4地区館にそれぞれ図書室を設置いたしておるところでございます。市民にどの程度利用されているのかというご質問でございますけれども、4地区館の合計蔵書数は2万 2,700冊余りございまして、このうち利用は年間数十冊といった利用状況にとどまっているのが現状でございます。 図書館で一括管理をというふうなお話もございますが、現在の図書館の蔵書スペースではご承知のように、高度に利用されておりまして、公民館図書室の2万冊を超える図書の保管は非常に困難な状況にございます。このため、これら公民館の図書につきましては、既に先ほど申し上げました市立図書館のコンピューター化に合わせまして、登録を終了しておりますことから、市民の要望に基づきまして、蔵書検索により保管場所を判明できる体制をとっているところでございます。このように公民館の図書につきましては、蔵書はいたしておりませんけれども、コンピューター管理によりまして即時に市民要望に応じられる状態にございますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(関口不二人君) 19番、並木君。 ◆19番(並木茂徳君) どうもご答弁ありがとうございました。 公民館活動についてですが、心豊かで潤いのある人生を送り、住みよい地域づくりのための学習の場、触れ合いの場としていろいろな学習や講座が設けられているとのことです。大変よいことだと思います。それから、この公民館活動が盛んになるということが、また地域のお年寄りが元気で長生きのできる大きなもとではないかと思います。非常に公民館活動というものは、地域のお年寄りに浸透をしまして、できるだけ多くの皆さんに参加をしていただけるような計らいをお願いをしたいと思います。 それから、生涯学習課の学習と公民館の生涯学習についてですけれども、教育行政としての生涯学習は、学校での義務教育を除いたすべての市民を対象にした教育だと思いますので、大変大切なものだと思います。それで、今、社会は親が子供への虐待とか、援助交際等、昔は考えられなかったような事件や事故が起きています。 今、明るい犯罪のない社会は、祖父母と親と子供と3世代が住んでいる家庭がどれだけその地域にあるかということだと言われています。3世代が生活する家庭の中には、過去と現在と未来が同居をしていると言われています。佐久市では長寿都市で元気なお年寄りがたくさんいますので、3世代家庭がつくれる基盤があると思いますので、社会教育を充実して明るい社会をつくり、それを担う皆さんの育成をしてほしいと思います。 図書館の利用状況ですが、たくさんの皆さんが利用されているということでありますし、また蔵書は毎年継続的にまた計画的にふやしているというお話を聞きましたので、結構だと思います。 それから、公民館の図書室ですが、私もたまたま行くわけですけれども、余り利用している方を見ないというようなことで、それであれだけの場所をとっておるというようなことですから、何とか、先ほど図書館では無理だというようなお話がありましたが、無理でしたら、地域の皆さんにこういう本がありますというようなことを周知徹底を図りまして、有効利用ができるような環境をつくってほしいと思います。 それから、佐久こい(恋)短詩文学祭の開催についてということで、ご質問をいたしました。私も、今行われています佐久市の市民短詩型文学祭に先日参加をさせていただきました。短詩型文学祭は非常に何といいますか、伝統を重んじた文化祭だと思っております。私が言いましたのは短詩文学祭ということで、「ケイ」という「型」を取りまして、ユニークなことで、余り形にとらわれない自由な形式で、いろいろの恋の詩や短歌を募集いたしまして、佐久こい(恋)短詩文学祭というイベントを行いまして、観光客の誘客を図る計画をしてほしいと思うわけです。全く、日本の中でもこんなにまほろばの佐久とか、みすずかる佐久なんてぴったりくるところは、佐久市以外にはないと、恋について語るには佐久市以外にはないような気がいたします。 そこで、また新しいバルーン大会が3日から5日になったというようなことでありますので、夢を、またロマンがロマンを呼んでいる佐久にぜひとも開いてほしいと思いますし、佐久のホームページの観光案内などを見ますと、鯉祭り、バルーン大会の案内が載っておりますので、その中にこい(恋)短詩文学祭も一緒に載せていただいて、全国から1年を通して投函をしていただきまして、鯉祭り、バルーン大会に合わせて行い、実施ができるようなお願いをいたしまして、私の質問とさせていただきます。 どうもありがとうございました。 ○議長(関口不二人君) 並木君の質問は以上で終結いたしました。 -------------------------------------- △神津史延君 ○議長(関口不二人君) 次に、神津史延君の質問を許します。 18番、神津君。 ◆18番(神津史延君) 18番、神津史延です。よろしくお願いします。 3月に入り、暖かくなると思っていたのに、ことしは冬が逆戻りしたようなきょうこのごろの寒さです。3月は年度末ということで、あちらこちらで総会が行われているようです。また、幼稚園では卒園式、小・中学校では卒業式等が行われる3月です。子供をお持ちのお父さん、お母さんも何かと忙しい月のようです。 平成16年佐久市議会第1回定例会に3点ほど通告しておきましたので、通告順に質問させていただきます。 まず1番に、市有林の活用について。佐久市市有林の状況について。 佐久市の森林面積は1万 839ヘクタールで、市域の56.3%を占めています。森林は木材等林産物のみならず、水源地、さらに保健休養機能など多用な広域的機能を果たすとともに、佐久平を囲む高原景観を創出する貴重な環境資源であります。しかしながら、林業においては担い手の減少や、高齢化、木材価格の低迷等、経営環境が厳しく、適切な森林管理が難しい状況が見られ、森林の荒廃が進むなど、災害時に対する危険性が懸念されています。このため、山林仕事の共同化を推進し、仕事の促進により健全な森林の創設を努めるとともに、林道整備を初め、森林施業の合理化に必要な機械の導入や、森林組合の林業組織の育成化を図りながら、林業労働者の育成確保、雇用の安定、就労環境の改善など、林業経営体質の強化が重要となっています。 林産特産物については、シイタケの原木の地域外の流出により、原木確保が困難となっており、広葉樹林増殖等、原木確保のための造林を進めることが必要になってきております。また、森林の持つ水源涵養治水といった災害防止機能の維持は、市民生活の安全確保の上からも極めて重要であり、計画的な治山治水事業の推進が求められています。 さらに、環境保全の理解を深めるには、森林、林業に関するイベントやPR活動を進めるとともに、多面的な機能を有する森林空間の総合的活用、利用を図る必要があると思います。 以上は、第3次佐久市総合計画書の中からですが、現在佐久市には市有林が 928ヘクタールありますが、佐久市のどの辺にあり、また樹種は何があり、また、現在では原木の安値等で売り上げ等もないと思われますが、市有林の手入れはどうなっているでしょうか、お聞きいたします。 次に、市有林の校外活動としての有効活用についてお聞きします。 市有林を子供に開放していただき、子供たちに山の自然に触れ合いながら、植物、動物、木材の樹種についての勉強を大自然の中で取り入れてみたらいかがなものかと思い、質問させていただきます。 私も、子供のときに親に山で教えてもらったことが大変役に立ったことがあります。今の子供たちは山に行くことがほとんどなくなり、自然に触れることも少なくなっていると思います。これからの子供たちに、感性豊かな子供たちになれるよう、自然の中でいろいろな体験をしていただき、市有林で校外活動をすることはどうかと思い、質問させていただきました。 次に、地域材がなぜ使われないかについて、質問させていただきます。 戦後、日本が復興する中で、木材なんてものは昔の遺物だと、学会の中でこれからはRCだという時代に入ったのが昭和30年代半ば、公共物には使ってはいけないという宣言が出され、公共物に使わないのなら当然民間も使わないということで、木材離れが起きました。ちょうどこのころ輸入材が入ってきて、さらに為替が昭和46年から上昇してきて、1ドル 360円だったのが今は 100円ちょっと、そういう中で材木は20年間全然値上がりしない、今ホームセンターに行ってコンパネを買うと、 600円ないし 1,000円と恐ろしい値段がついています。 国産の人工林は30年たっても杉でも大して太くならない。カラマツはもうちょっと細め、ヒノキは成長が遅い。一方、米松の丸太がどんどん入ってきて、けた、はりに使われる。しかし、戦後植えた人工林は大きくなるのがどうやっても 100年はかかり、カラマツで80年そこそこ、杉は早いものだと60年ぐらいで相当成長するが、大きな材料を求めるためにはどうしても年数が必要となります。 国産材を知らない材木屋さんが出てきてしまったということは、伝統的な木材加工技術もなくなってくるということ、建築業界でも設計の中で、木造設計というものを教える先生が非常に少ない。学校がないと言ってもいいぐらいです。木造建築をやりたいと言っても、どこの大学へ行って、どこで勉強したらいいのかということが現状だ。さらに、若い大工さんなんかの場合、国産材を一度も使ったことがない。修正材、米材、ロシア材、西洋材しか使ったことがない人が出てきている。工法的にも、伝統工法ではなく、住宅金融公庫で進めてきた簡単なスタンダードな工法な仕事しかできなくなってしまっている。 長野県は森林県であるにもかかわらず、全国の中でも木材製造設備が一番おくれています。いまだに30年も前の機械で一本ずつ引いているところがある。そういう状態だとなおさらコスト競争が厳しい。今の日本の人工林は、木曾ヒノキのように、末口が28センチ程度の小径木が多い。植林した山にもいい木を残すためには間伐が不可欠だが、これぐらいのものもたくさん出てくる。捨ててしまえば植林した山のトータル収入も減ってしまう。こういうものを使っていかなければいけない。これが今の日本だ。外国人には、こんなものを何で使うんだと言われている。しんのある芯持ち材の材料を木材製品として使うこと自身が邪道だと言われています。 今の時代は、こうした小径木を使っていかなければいけない過渡期、戦後植えた木が40年から50年、あと20年たつと60年から70年になってくる。今の芯持ち材を使おうとするときに、真ん中のしんが非常に邪魔をして割れたり、ねじれたりするからなかなか使えないが、そのために木材乾燥という技術が出てきた。木材乾燥はただ乾かせばいい。ねじれなければいいという世界から、さらに品質の高いレベルが追及されています。日本ではさらに芯持ち材を使ってそれを実現しようとしています。これをやろうとしているのは、世界でただ日本だけです。 以上のコメントは穂高町の印出社長のセミナーの文章ですが、なぜ地域材が使われないかというのは、戦後の乱伐以上に大きな理由として、建築学界の問題があると結んでいます。現在、佐久地方にはカラマツ、アカマツ、ヒノキ、杉の木等の木材があります。ぜひこれからは、住宅の新築、改築等には地元の木材を少しずつ使ってもらっていくようお願いしたいと思い、質問させていただきました。 次に、3番目の質問で、大きく発展した長土呂について質問させていただきます。 平成5年に上信越自動車道が開通して、車の流れは大きく変わりました。また、平成9年には長野新幹線が開通して、長土呂60ヘクタールの田園が大きく変わってきました。現在、長土呂の人口はことしの1月現在 3,065人です。次世代を担う小学校児童数は 186人、中学生は76人です。そして、70歳以上の人たちが現在 408名です。このように人口増とともに、長土呂に事務所を持っている会社や事業所が 150にもなりました。会社がふえるということは、道路ができ、建物もふえてきます。それによって長土呂の消火栓の数が何と91カ所にもなりました。長土呂の消防団員の皆さんも大変な苦労をしているようです。 このようにふえ続ける長土呂ですが、佐久平駅周辺にはことしじゅうにアパートが60世帯完成の予定です。そのほかに分譲マンションが65世帯の販売も始まるようです。住宅の分譲地も長土呂区内には約80区画が売り出し中です。このように、どこまでもふえ続ける長土呂ですが、長土呂区内にないものもあります。 141号バイパスの車の増加により、朝夕のラッシュ時は大変なものです。佐久インターの1日の通過車両は何と1日平均 7,000台以上になるようです。土日には 8,000台以上の通過があると聞いています。これだけの車の増加なのに横断歩道橋がありません。平成13年に私が質問をして調査費がついたにもかかわらず、一度流してしまいました。再度お願いするものです。 次に、佐久平駅1日の乗降客は平均 4,500人だと聞いています。年々増加のようです。そして、ジャスコ佐久平店の買い物客のお客さんは1日平均 7,000人から 8,000人。土日で1万 6,000人から2万人の買い物客が訪れています。これだけの人々が集まっている長土呂区には災害時の避難施設がありません。一日も早く災害時の避難施設の確定をお願いしたいと思います。 次に、小学校の子供たちのことですが、先ほども出ましたが、佐久平駅周辺にはアパートとマンションが 120世帯ほどことしじゅうに完成しますと、子供の数も相当数がふえてくるのではないかと思われます。平成16年から17年で 200人をオーバーするのではないかと思われます。岩村田小のマンモス校解消の件もあり、一日も早く小学校の建設をお願いするものです。小学校建設についての行政のお考えをお聞きいたします。 以上で、本席からの質問は終わりにいたします。 ○議長(関口不二人君) 教育長、高柳君。 ◎教育長(高柳勉君) 小学生の増加に伴う学校施設の一般的な対応についてというご質問でございますので、私からお答えを申し上げます。 ご承知のように、学校教育のあり方は子供たちの生きる力をはぐくみ、一人一人の個性を伸ばすことにあります。このためのきめ細かな対応が求められているところでございます。こうした観点から、学校は児童・生徒の学習や生活の場として、ゆとりと潤いのある教育環境が維持される必要があると思っております。市内すべての小・中学校が良好な教育環境のもとで、一人一人を大切にした教育活動が行えることが基本であります。 一般的に児童数の増加は、地域社会に活力を与える反面、教育環境としましては、さまざまな課題も出てまいります。先ほど具体的に議員さんからも触れられましたように、通学内での児童数増加に対応いたしまして、教室や教育施設、設備の拡大、増設を行うほか、事情によっては、抜本的な過大規模校対策を講ずる必要が生じてまいります。 国では、過大規模校となる31学級以上の学校におきましては、適正規模の基準となる12から18学級にとどめるよう指導しております。改善策として、学校を分けて分離新設するか、または通学区域の調整によって速やかに解消を図り、子供たちにとってよりよい学習環境を確保し、教育効果の一層の向上のための学校規模の適正化ということが必要となってまいります。このために、第3次佐久市総合計画にもございますように、児童・生徒の増減等の地域事情を考慮して学校配置または通学区の調整等を進めることにより、過大規模校の解消を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(関口不二人君) 総務部長、神津君。 ◎総務部長(神津良一郎君) それでは、私の方から避難施設につきましてのご質問にお答えを申し上げます。 避難施設の選定につきましては、佐久市地域防災計画の中で原則として、市立小・中学校の建物を使用する、災害及び地域の状況により安全な施設を選定することになっておりますが、市有の施設だけでは対応できないときは、公民館、公会堂、その他公共施設を避難所に充てるとされておるところでございます。そして、佐久市の避難場所の状況でございますが、小・中学校のほか、保育園、児童館及び社会体育館等58の施設を選定しておりまして、1月でございますが、全戸配布いたしました浅間山火山防災マップでも、施設の一覧及び位置図等を掲載し、周知を図っておるところでございます。 そこで、万が一、長土呂に重大な災害が発生した場合、またはおそれのある場合の避難場所でございますが、長土呂公民館を避難施設といたしまして、区民の皆様の生命、身体の災害から保護するための災害対策に万全を期してまいりたいと考えております。 なお、近くの避難場所といたしましては、浅間中学校、そして浅間体育センターが指定されている施設でございます。 以上でございます。 ○議長(関口不二人君) 経済部長、市川君。 ◎経済部長(市川隆利君) 市有林の状況についてお答えいたします。 佐久市の総面積1万 9,262ヘクタールのうち、森林面積は現在1万 839ヘクタールで、市域の56.3%を占めております。森林率の長野県平均71%を下回りまして、比較的農地や市街地が多い地域でございます。樹種別におきましては、カラマツを中心に資源が成熟しつつある特色を有しております。地区別の特徴といたしましては、西部山地では八ヶ岳連峰北端のすそ野にございます比較的緩傾斜地で、カラマツを主体として人工林が多い森林地帯であります。東部山地は群馬県境に連なる急峻な地形で、カラマツを主体にアカマツ、広葉樹等が混在し、水源涵養、山地災害防止のためにも重要な役割を果たしております。 また、水源涵養、国土保全等の公益的機能を多面的に発揮させるためには、適正な森林施業の実施が必要となりますことから、佐久市内の森林を水道保全林と、森林と人との共生林に区分しておりまして、公有林、私有林のほとんどが水土保全林となっております。市有林の面積につきましては 928ヘクタールで、森林面積の 8.6%を占めております。樹種別ではカラマツが約 519ヘクタール、アカマツが約 124ヘクタール、ヒノキが約44ヘクタール、杉が約2ヘクタール、ナラ類が約36ヘクタールとなっておりまして、その他の針葉樹、広葉樹合わせて約 203ヘクタールでございます。 また、地区別におきましては、市民の森周辺の平尾地区が約 140ヘクタール、志賀牧場を中心に志賀地区が約 339ヘクタール、林道東山線沿いを中心に内山地区が約 284ヘクタール、西山地区が約45ヘクタール、平地林等その他の地区で約 120ヘクタールとなっております。 また、市有林の整備につきましては、佐久市森林整備計画に基づきまして、毎年計画的に整備しておりまして、市内全体で約年80ヘクタール、市有林で年10ヘクタールから20ヘクタールをめどに実施しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(関口不二人君) 建設部長、黒沢君。 ◎建設部長(黒沢俊彦君) それでは、私からは2点のご質問をいただきました。なぜ地域材が使われないかと大きく発展した長土呂について、横断歩道橋の設置についてでございます。 最初に、地域材の関係についてご答弁させていただきます。 日本建築は、我が国の気候風土や生活様式に合わせて発達してまいりました。南北に長く、海に囲まれた国土は、気候が温暖で降水量に恵まれております。樹木もよく育ち、国土の約70%が森林と言われております。私たちの祖先は多種類の木材を使って、それぞれの地域の特色に合わせた建築物をつくり、各地方独特の建築物を育ててまいりました。いにしえより木の文化の中で知恵を磨き、適材適所に使うすべを知り、木の癖を知り、木を生かして自然に逆らわない使い方を知っていたからこそ、寺社建築やお城などの規模の大きなものから数寄屋づくりなどの身近な建築物が伝統建築として残ってきております。 しかし、戦後極度の資源不足は需要の増大と重なって輸入材の激増へとつながり、その後建築用材としての使い勝手やコスト面もあり、またアメリカやカナダのツーバイ工法の導入により、建築用材の主流は輸入材に移行し、さらにプレハブ住宅の普及により、市内でも地域材の使用が極めて低くなってきている状況でございます。佐久市内に建築されました過去5年間の確認申請と工事届の統計では、建築総数 2,186件ございますが、構造的に区分いたしますと、木造が 1,866件、鉄骨づくりが 253件、鉄筋コンクリートづくりが10件、その他の構造が57件となっております。全体戸数からいたしますと木造建築は全体の85.3%を占めており、木造建築の人気は依然高いことがうかがえます。 また、大工さんなど技術者の職人の育成につきましては、国土交通省の支援のもと、財団法人住宅産業研修財団で実施しています大工育成塾が昨年4月開校し、全国から集まった若人が将来の棟梁を目指して勉強していますので、市内からも志のある方は応募をしていただきたいと思っております。 さらに、佐久商工会議所も地場産住宅研究特別委員会が組織され、佐久平の家の普及にも取り組んでおりますので、コスト高という課題はございますけれども、地域材が使用される家づくりに向けた取り組みについて、関係の皆さま方に検討していただくようお願いしてまいりたいと存じます。 続きまして、歩道橋の設置の関係についてご答弁させていただきます。 この件につきましては、平成13年6月議会での議員さんのご質問にお答えをいたしましたが、国道 141号の長土呂地区への横断歩道橋の設置に向けて、関係者の皆様のご協力をいただき努力をしてまいりましたが、地元の皆さんのご協力を得ることができず断念した経過がございます。 具体的に申し上げますと、平成12年12月、国道 141号の長土呂地区に横断歩道橋を設置してほしい旨の要望が、地元の皆様から佐久建設事務所に提出されました。そこで、建設事務所では、既にこの交差点には横断歩道が設置されていることから、横断歩道橋の必要性を検証するため、歩行者の交通量調査を実施をいたしました。また、平成13年5月には市の土木課に、6月には教育委員会に、それぞれ横断歩道橋の設置要望が提出されました。市におきましても要望の趣旨が交通量の増大から、小学校の児童の登下校の安全を図るためとなっておりましたことから、平成13年7月通学路の再検討を含め、地元区役員及びPTA、学校などと会議を開催し、横断歩道橋の必要性を検討してまいりました。 佐久建設事務所では横断歩道橋の乗降の階段の設置場所として、小海線沿いの自由通路を選択し、小海線高架橋に接して横断歩道橋を建設する計画を提示したのですが、位置的に横断歩道より不便になるという理由で、地域の皆さんの同意が得られませんでした。 そこで、地元の皆さんに横断歩道橋の設置のための資料を提示して、地元として建設場所の適地検討をお願いするとともに、あわせて地元としても用地の協力ができないかお願いをし、検討をしていただいたところでございます。その結果、平成13年9月長土呂区長さんから用地の地権者の同意が得られなかったということで、横断歩道橋設置要望の取り下げ書が提出され、建設事務所では歩道橋の建設を断念し、予算の減額をしたところでございます。 いずれにいたしましても、このような経過がございますので、歩行者の安全と利用のしやすさを最重点に考え、要望が区長さんから改めて出てきたところで、地元の意向や地権者の意向を道路管理者でございます佐久建設事務所にお願いをして、検討していただくようにと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 以上でございます。 ○議長(関口不二人君) 教育次長、赤羽根君。 ◎教育次長(赤羽根寿文君) 私の方から、市有林の校外活動としての有効活用についてのご質問にお答えをさせていただきます。 完全学校週5日制の実施に伴いまして、校外活動という言葉をよく耳にするようになりました。これは子供たちを対象にした地域社会で行われますさまざまな体験活動のことでございまして、生活体験、自然体験、社会体験等がございます。いずれの活動も子供一人一人が自発的に活動内容を選択し、自主的、主体的に活動することが基本でございます。お尋ねの、山林を利用する活動は自然体験に分類されるものでございますが、市有林を含め豊かな自然は、子供たちの体験活動にとってまさに宝の山でもございます。 市民体験活動の一つの場として、平尾山公園に隣接しております佐久市民の森約31ヘクタールが里山として、再生整備される計画がございます。この森は里山整備と並行いたしまして、体験学習のできる水辺のビオトープや森林のビオトープの整備、またファーブル昆虫体験センターやチョウやカブトムシなどの昆虫を自然のままに育成する開放型の育成施設も設置するなど、自然環境教育や森林環境教育の活動拠点として構想されているところでございます。こうした身近な里山を利用いたしまして、子供たちの自然体験や学習の実践の場、また、アスレチックを利用した体力づくりなどにも活用できますよう、自然観察インストラクターなどの指導者のご協力をいただきながら、山林を含めた自然の活用拡大を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(関口不二人君) 18番、神津君。 ◆18番(神津史延君) いろいろ答弁ありがとうございました。 森林の件ですが、木材の値段だけではなくて、酸素を供給して水をためてくれる山を大切にするという基本的なことが一番だと思って質問させていただきました。 次に、校外活動としての有効活用ですが、平尾山に31ヘクタールもありますから、子供たちがそこへ行って、佐久市の子供は感性豊かに育った、立派な大人になっていく、そういう積み重ねが必要ではないかと思い、質問させていただきました。 それに、地域材が使われていないかについては、佐久平の家とか今盛んにPRしております。建築をする場合に地元の材を使うということは、子供のうちから山へ行っていろんなことを覚えておかなければ、いざ大きくなって家を建てようと思ったときに、木材も知らない人たちが今住宅を建てておりますもので、何も知らなく人任せのうちができているというのが現状ではないかと思います。ぜひ、子供のうちから木材、植物、動物を知り尽くした上での建築というものを覚えていった方がいいんではないかと思い、質問させていただきました。 最後に、大きく発展した長土呂ですが、これ以上にまだどんどん長土呂も発展していくと思います。これから中部自動車道の工事も始まりますし、人口増、車の増等あります。そこで、市長さんに1つだけお聞きしたいんですが、先ほど教育長の方からも、過密の学校ですね、岩村田小学校のことがありまして、ぜひ早く学校建設ということで、市長の考えがあったらひとつ聞かせてもらいたいんですが。 ○議長(関口不二人君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) 学校問題でありますが、私は前から北部小学校は必要だと言っているんです。そして、小諸との共同事業もあります。小諸も大分南部の方がふえてきている。今、保育園は境界を撤廃してどこへでも行けるようになりました。やがて私は学校もそうなると思うんです。ですから、小諸にも共同作業のときに、一緒に学校どうですかと、一度呼びかけをした経緯もあります。そして、今も北部には必要だ。これはもう前から私は言ったんですが、ただ、長土呂だけでやろうとすると、なかなかうまくいかないんではないでしょうか。 通学問題というのは非常にやかましいです。そして、隣の区との問題をどうするか。だから、私よくそういう話が出るときには、ボタンのかけ違いをしないでください、必要なことは十分私もわかっています。だから、岩村田小学校の通学区という問題がありますから、過密校になってきますから、やはり全体としてみんなで相談してここというのは私はもう大賛成であります。前から必要だということは申し上げているわけですから。なるべく通学区、大勢の方に相談してひとつ決めていただければ、動き出すと思います。長土呂だけでやろうとすると、やはりほかとの関係出てくるんではないでしょうか。そこはひとつうまく地元の議員さんとしてやってください。 ○議長(関口不二人君) 18番、神津君。 ◆18番(神津史延君) どうもありがとうございました。 岩村田地区全体がまとまって、一生懸命これから学校建設に向けていきたいと思っております。そのときはぜひ市長、よろしくお願いしたいと思います。 以上で、本席からの質問を終わりにさせていただきます。 ○議長(関口不二人君) 神津君の質問は以上で終結いたしました。 ここで昼食のため、午後1時10分まで休憩いたします。 △休憩 午後零時04分 △再開 午後1時10分 ○議長(関口不二人君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 -------------------------------------- △市川将君 ○議長(関口不二人君) 次に、市川将君の質問を許します。 2番、市川君。 ◆2番(市川将君) 2番、市川将です。代表質問と重複する項目もありますが、よろしくお願いします。 2003年の焼酎の出荷数量が日本酒を半世紀ぶりに上回ったことが2月10日、国税庁の統計でわかった。ブームの芋焼酎を中心とする蔵元の材料、製法へのこだわりや、水割りやロックなどの好みのアルコール度で飲める手軽さが人気を集めており、焼酎はビールや発泡酒に次ぐ出荷量となった。国税庁統計によると、2003年の焼酎の出荷は 9.1%増の95万 826キロリットル、清酒は 5.7%減の85万 6,376キロリットルだった。本格焼酎や泡盛を含む乙類は16.2%の大幅な伸び、蒸留を重ねる製法で主に割って飲まれる甲類も 3.5%増でありました。以上、大変気になる数字であります。 それでは、通告に従いまして質問させていただきます。 第1項目めといたしまして、佐久バルーンフェスティバルについてお伺いいたします。 佐久バルーンフェスティバルも昨年で第11回を数え、佐久市の大イベントとして、県内外、全国から大勢の観光客が佐久市に来られ、新緑にもえる佐久の美しい自然のもと、雄大な浅間山を背景に、澄みきった大空で繰り広げられる佐久バルーンフェスティバルは、全国各地からやってきたトップクラスの選手たちがそのわざを競い、ゆったりと飛行する色とりどりの華麗な舞の中にも熱い戦いが秘められております。 日本気球連盟は2004年5月1日から5日まで、佐久市鳴瀬の千曲川スポーツ交流広場で第21回熱気球日本選手権を開催、県内での選手権開催は初めてであり、全国からトップクラスの50機近いバルーンが参加され、その年の日本一を決める競技であり、熱気球の魅力を十分満喫できて、また佐久としても宿泊客やその他あらゆる面において、佐久市に及ぼす経済効果は多大であり、すばらしい大会になることを確信しております。 そこでお伺いいたします。県内で初めて開催される熱気球日本選手権とはどのような大会であるか、グランプリ大会とあわせてお聞かせください。 次に、従来の3日間から5日間開催になり、あらゆる面において規模が拡大される大会になります。そこで、大会運営についてどのように準備しているかお聞かせください。 第2項目めといたしまして、佐久総合運動公園整備事業についてお伺いいたします。 佐久総合運動公園は、公式試合が可能な公認野球場と、第2種公認レベルの陸上競技場、36ホールのマレットゴルフコースを配置し、また家族で気軽に訪れて一日を過ごせるわんぱく広場や公園外周部の林地を散策できるなど、スポーツ施設だけでなく、子供から高齢者まで幅広い世代の皆さんが利用できる公園であり、今までこのような施設がなかったことから、一日も早い整備を要望するものであります。 造成工事は余剰土を中部横断自動車道の盛り土材として土取りを行う計画であり、高速道路の整備手法が新直轄方式となったことによります公園整備のおくれ等の影響はないか、気になるところであります。 そこで、お伺いいたします。新直轄方式決定による土砂運搬の影響についてと、整備事業の今後の予定についてお伺いいたします。 第3項目めといたしまして、公立高校の自己推薦型入試についてお伺いいたします。 県内の公立高校入試に初めて導入された自己推薦型入試が1月27日、各高校で一斉に行われ、県内の高校受験生の過半数が挑戦いたしました。これまでの学校推薦と異なり、高倍率となり、多くの不合格者が出ました。自己推薦は高校が求める生徒像を示した条件に沿い、受験生が自由に出願できる制度であり、合否判定は調査書を基本とし、出願時にクラブや生徒会の実績などを書く志願理由書、面接や作文などの結果を踏まえて、学力、意欲、適性などを総合的に判断するとなっております。調査書の評定で差がつかない生徒がボーダーラインに並んだ場合は、志願理由書や面接、作文で差をつけるのは大変難しく、合否判定基準があいまいであり、中学校の進路指導の先生も受験する生徒も大変難しかったことしの自己推薦型入試であったと思われます。 そこで、伺います。 市内4中学校の自己推薦型入試に対しての対策と、対応について、また志願者数と、結果についてお伺いいたします。 あわせて、合否の判定基準についてお聞かせください。 それから、多くの不合格者が出たことにより、一般入試、後期選抜への影響があったかお伺いいたします。 以上、ここからの質問は終わらせていただきます。 ○議長(関口不二人君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) 市川議員から3点ご質問をいただきましたが、私から佐久総合運動公園整備事業についてお答えを申し上げます。 新直轄方式決定による土砂運搬の影響ということでありますが、ご案内のように、昨年の12月25日に開催されました国土開発幹線自動車道建設会議におきまして、中部横断自動車道の佐久市から八千穂村間、約23キロメートルの建設方法が新直轄方式に決定されましたが、これを受けまして、ことしの1月30日付で佐久ジャンクションから佐久南インターチェンジ間に出されておりました施行命令が撤回となりました。今後、中部横断自動車道の事業主体は日本道路公団から国土交通省に変わることになりまして、整備に要する事業費は国が4分の3、県が4分の1の割合で負担して実施するということになったわけであります。 ご質問の佐久総合運動公園予定地からの土砂運搬でございますが、昨年8月に日本道路公団佐久工事事務所から、平成17年3月までの工期で発注されております中部横断自動車道桜井地区への盛り土工事の土砂運搬につきましては、国道 254号バイパスが工事用道路として通行可能となりましたことしの1月から、本格的に土砂運搬が開始されておりまして、2月末までに2万立方メートルの土砂運搬が終了をしております。今後、桜井地区への土砂運搬につきましては、新直轄方式への切りかえによる事業主体変更等に影響がなく、平成17年3月までに完了するよう、計画どおり継続されるということをお聞きをしております。 また、昨年買収となりました高瀬、それから中佐都地区への土砂運搬につきましては、平成16年度以降の工事となりますが、新直轄方式の事業主体でございます国土交通省の発注ということになるわけであります。現在、日本道路公団が今まで実施してきました事業内容等につきまして、国土交通省と事務引き継ぎ中ということを聞いております。これからの整備につきましては、まだ具体的な事業手法が提示されておりませんけれども、高速道路建設のスピードを落とさずに事業が継続されるということは伺っております。今後につきましても、佐久総合運動公園整備事業への影響が出ないように強くお願いをしてまいります。 あとの問題は部長の方からお答えをいたします。 ○議長(関口不二人君) 教育長、高柳君。 ◎教育長(高柳勉君) 公立高校の自己推薦型入試については、昨日の代表質問、鈴木議員への答弁と一部重なりますが、順を追ってお答えをしてまいりたいと思います。 県教育委員会では、県立高校について平成16年度入学者の入試から選抜方法を変更いたしまして、自己推薦型の前期選抜を導入いたしました。変更後の選抜方法といたしましては、まず自己推薦型の前期選抜、次に学力検査を実施する後期の選抜、さらに入学予定者が募集定員に満たなかった場合に実施する再募集の3段階になっております。ご質問の自己推薦型選抜の特色でございますが、1つには、これまでの推薦入試と異なり中学校長の推薦は必要なくなりまして、各高校が事前に公表する募集の観点に自分が適しているかどうかを志願理由書、または自己PR文にまとめて志願する。2つには、学力検査は行わずに、中学校の調査書、面接、作文等によって選抜する。このようなことが挙げられております。 次に、選抜方法の変更に対処するために、市内4中学校ではきめ細かな指導を行ってまいりましたが、急な導入でございましたので、具体的に申し上げていきますと、1つには、制度改正に際しましては、まず情報収集に努め、改正内容の詳細を速やかに生徒、保護者に説明する。このことについては、進路講話とか授業参観日の学年PTAなど、あらゆる機会を利用いたしまして、生徒、保護者に対して詳細な内容説明を実施いたしました。2つには、自己推薦型入試は各高校により選抜の実施内容が異なりますので、実施内容が最終的に確定した後、速やかに各高校の実施要項を全生徒、家庭に配布するなど、進路指導のための情報提供に努めました。3つには、自己推薦入試に向けて新たに実施される志願理由書、作文、面接等について、指導の時間を設けて実践的な指導を行いました。4つには、個別面談の回数をふやすことなど、精神的な不安を取り除くために努めてまいりました。 次に、前期選抜の志願者数と結果について、昨日もお答えいたしましたが、次のようでございます。市内4中学校の前期選抜の志願者は 364名、このうち合格した生徒は 159名でした。合否の判定基準ですが、先ほどもお話しいただきましたように、県教委公表の内容として申し上げますと、選抜資料といたしましては、中学校で作成する調査書、志願者が自分で書いて提出する志願理由書、志望高等学校で実施する面接、作文、実技検査等であります。この中で、中学校での学習や諸活動の記録である調査書を基本資料として重視し、面接、作文、実技検査等を加え、総合的に判断されております。 次に、前期選抜が後期選抜に与えた影響についてでございますが、後期の選抜の結果が出るのがこれからでございますので、総体的な影響につきましては、今後の分析を待たなければなりませんが、傾向といたしましては、前期選抜が終わってほっとしたのか、それ以降の学習に集中できない生徒が見られたとか、合否が発表されて不合格となった生徒につきましては、やはり精神的なショックが大きく、後期選抜への不安が高まっていったという声もございます。こういう報告からも、受験した生徒の心理状況に与える影響は大きかったのではないかと思われます。 いずれにいたしましても、新たな高校入試の選抜方法の導入でございましたので、問題点を整理して生徒の将来を見据えた進路指導の充実に努めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(関口不二人君) 経済部長、市川君。 ◎経済部長(市川隆利君) 私の方からはご質問2点いただきましたうち、まずグランプリ大会と、日本選手権についてのご質問にお答えをいたします。 佐久バルーンフェスティバルも平成5年に第1回大会を開催して以来回を重ねまして、本年は第12回大会となります。熱気球日本選手権の開催経過につきましては、昭和59年佐賀市において第1回大会が開催されて以来、過去20回の大会はこれまで主に佐賀市などで開催されておりまして、佐賀市で15回、北海道上士幌町で4回、三重県鈴鹿市で1回開催されており、本年は佐久市において第21回熱気球日本選手権が開催されることになりました。過去の日本選手権は熱気球競技における歴史ある地で行われており、権威ある大会が地方において開催されますことは、画期的なことであります。佐久市において開催されることになりましたのも、過去11回のバルーンフェスティバルの開催実績が認められたものであり、このことにより熱気球スポーツへの理解と関心が一層深まるものと思います。これもひとえに関係各位の長年のご尽力のたまものと感謝を申し上げます。 次に、グランプリ大会と日本選手権の違いについてのご質問でございますが、日本選手権は毎年1回パイロットの日本チャンピオンを決めるために開かれる大会であります。開催地は日本気球連盟理事会で決定されまして、日本チャンピオンになりますと世界選手権への参加権が与えられるため、毎年多くの選手の皆さんが参加いたします。 一方、従来から佐久市において開催されておりますジャパンホンダグランプリは、現在栃木県藤岡町、佐久市、鈴鹿市、佐賀市、栃木県茂木町の5大会をシリーズ化して、チームのトータルのポイントを争います。これは日本一のチームを決定することを目的としております。この主催は熱気球クラブ運営機構が行いまして、大会はその年によって変わることはありますが、佐賀市、鈴鹿市とともに、佐久市は最初の年から開催し続けております。したがいまして、日本選手権は個人の成績、ジャパンホンダグランプリは団体、チームの成績を争うという違いがございます。 なお、日本選手権は、1回の大会で日本一を決定するために、大会期間が長目に設定されております。今回5日間と今までより2日間延長されます。今大会には、地元佐久熱気球クラブからも信州清流号とダイキ号で2名の選手が参加いたしますので、上位入賞がされることを期待するところでございます。 次に、大会の運営についてのご質問にお答えいたします。 本年開催されます佐久バルーンフェスティバルは、従来の熱気球ジャパンホンダグランプリ第2戦とともに、財団法人日本航空協会並びに日本気球連盟の公認をいただき、第21回熱気球日本選手権が同時に開催されるため、参加機数も例年より多い49機の参加が予定され、開催期間も2日長い5月1日から5日までの5日間の日程で開催されます。参加機数並びに開催期日が増加することによりまして、当然運営に携わりますボランティアは例年より多くの方々にご協力いただかなければなりませんので、現在関係機関の広報紙並びにインターネット等を活用させていただきまして、ボランティアの募集をいたしております。大会運営はこれまで同様岸野、高瀬両地区によります実行委員会の皆様を初め、市内外の諸団体並びに一般公募のボランティアの皆様にご協力をいただき、実施してまいりたいと考えております。 また、かねてより懸案でございましたバルーンフェスティバル開催中の交通渋滞の解消策の1つとして、昨年9月議会におきましてご承認いただきました千曲川スポーツ交流広場の佐久橋下流駐車場への進入路もほぼ完成いたしております。さらに、佐久橋下流右岸河川敷に計画しております 200台規模の臨時駐車場につきましては、今月末をめどに整備をしてまいります。 佐久の大会はゴールデンウイークに開催されるため、全国から親子連れのお客様がたくさん訪れ、全国的にも注目されるイベントとなっております。熱気球はクリーンで大変夢のある乗り物でございます。昨年購入いたしました車いすで乗れるドアつきバスケットを備えた信州コスモス号も、大会開催期間中会場に来場いただきました皆様に体験搭乗していただく予定でおります。 毎年競技の合間を縫って行われる各種イベントでは、現在合併協議が進められております関係町村によります太鼓の演奏など、1日に予定するなど、今大会を4市町村のきずなが一層深まる大会となるよう計画もしてございます。また、大変好評をいただいてるバイクトライアルデモンストレーションを初め、市内観光周遊バスも4日間の運行等、例年にも増して来場いただきます皆さんにバルーンフェスティバルを楽しんでいただくとともに、佐久を堪能していただきますよう準備を進めております。 これまでも、バルーンフェスティバルの様子が全国紙の一面で紹介されるなど、宣伝効果ははかり知れないものがございましたが、今回はグランプリ大会と同時開催されます熱気球日本選手権をPRすることによりまして、低迷する景気回復に寄与する大会となりますよう努めてまいりたいと考えております。 また、佐久市の伝統ある佐久鯉まつりと同時期の開催となりますので、現在消費低迷しております佐久鯉のPRもいたしまして、たくさんのお客さんに来ていただけるよう準備をしてまいります。 今大会が成功裏に実施できますよう、関係諸団体並びに皆様方のご協力をお願いいたすところでございます。 以上でございます。 ○議長(関口不二人君) 建設部長、黒沢君。 ◎建設部長(黒沢俊彦君) それでは、私からは、佐久総合運動公園整備事業の今後の予定についてのご質問にお答えをさせていただきます。 最初に、用地取得の状況でございますけれども、総合運動公園整備事業用地につきましては、計画面積を22.1ヘクタールの計画で進めております。このうち、道路敷等を除いた用地買収の必要でございました約21ヘクタールにつきまして、平成12年度から用地交渉に入り、現在代替地を希望しておられます1筆1地権者を残して買収が完了しており、契約率は99%の状況でございます。用地国債を利用しての先行買収によります佐久市土地開発公社からの用地引き取りにつきましては、平成12年度から引き取りを行っており、今議会議案でお願いしてございます引き取り分を含めますと、94%の引き取りが完了することになります。残る1地権者につきましても、代替地のあっせん等、引き続き契約していただけるよう交渉を行ってまいります。 次に、運動公園施設等の設計でございますけれども、平成11年度に作成いたしました基本計画及び平成14年度において完了しております基本設計をもとに、今後後家山での土取りの進捗状況を見ながら、施設等の詳細を決定するための実施設計を事業の実施に合わせて行ってまいります。 工事につきまして、現在の予定では、中部横断自動車道の土取りにあわせて、平成17年度からマレットゴルフ場及び調整地の工事から着手し、土取りの状況に応じて順次各施設の整備を行っていく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(関口不二人君) 2番、市川君。 ◆2番(市川将君) それぞれの立場で丁寧な説明ありがとうございました。 佐久バルーンフェスティバルにつきましては、「子供たちに感動を」を基本コンセプトに、熱気球競技だけでなく、さまざまな体験イベントを企画実行され、またパイロットや観覧する人たちが高さ25メートルにも及ぶ熱気球を通じて触れ合う感動のすばらしい大会であります。それぞれの団体の皆さんが工夫され、老若男女それぞれがこぞって楽しめるものとなっており、期間中のご苦労、ご努力に感謝いたします。 今回開催される日本選手権も佐賀県や北海道での開催が中心であり、佐久への日本選手権を持ってくることは大変であったことと思います。今後、佐久総合運動公園に公式野球場、また第2種公認レベルの陸上競技場やサッカーグラウンド、36ホールのマレットゴルフコース等が計画されておりますので、完成後は各種の大きな大会が佐久市で開催され、全国よりトップレベルの選手が集まり、多くの観光客が佐久へ来るように行政とともに努力してまいりたいと思います。そのためにも今回の熱気球日本選手権が好天に恵まれ、大成功されますことを心より願っております。 次に、佐久総合運動公園の整備状況につきましては、中部横断自動車道の土取り場の跡地に計画されていますので、高速道路の整備手法が新直轄方式に決定されたことにより、影響がないか質問いたしました。現時点では、大きな変化はなく、順調に土砂運搬も行われており、計画どおりであることがわかり安心いたしました。 いずれにいたしましても、中部横断自動車道の進捗状況により、影響が生じることは仕方ないことであり、理解できました。 佐久総合運動公園は、サッカー、野球、陸上競技、マレットゴルフなど、高度なスポーツ観戦や、技術力の向上が図られるスポーツの拠点となり、また公式競技場として幅広く利用可能な佐久総合運動公園の整備は多くの市民が注目しております。中部横断自動車道とともに、一日も早い完成を願っております。 次に、自己推薦型入試につきましては、今回初めてということであり、進路指導の混乱や生徒の動揺などが予想以上にあったと聞いております。個性が評価される自己推薦、どちらかというと引っ込み思案で、生徒会や部活動で顕著な実績のない生徒は不利であり、自分の考えを持ち、3年間地道にこつこつ努力をしてきた生徒のアピールは届かないのでしょうか。少しこんなようなところに疑問を感じるところがあります。県内でも受験生の半数以上に当たる1万 2,653人が受け、 5,271人が合格し、 7,381人が不合格となり、合格できなかった生徒の動揺は大きく、不合格者となった後の生徒の精神的な手当てをどうするのかという点についても、いろいろ調べて来年に役立つ対応をしていっていただきたいことをお願いいたします。 それと、以前、市長から受験学力というような話をちょっと聞いたことがあります。それで、来年の受験生やPTAの皆さんのために、今回の自己推薦型入試について、市長はどのようなお考えを持っているか、ちょっと聞かせていただければと思います。 ○議長(関口不二人君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) 私、まだ今回の自己推薦型入試につきましては、大分何か関係者が戸惑っている姿を聞いておるんですけれども、私もよく正直申し上げてまだわかりません、評価は。ただ、かなり受験生にも非常に影響を与えた。先生も戸惑っている。もう少したつとわかってくるんではないでしょうか。ちょっと今回の評価は、私、まだもう少し調べてみないとわかりません、申しわけないです。 ○議長(関口不二人君) 2番、市川君。 ◆2番(市川将君) どうもありがとうございました。 自己推薦型入試にも一長一短があると思いますが、ことしの経験を生かして来年に向けて先生方には頑張っていただきたいことをお願い申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(関口不二人君) 市川君の質問は以上で終結いたしました。 -------------------------------------- △伴野寿夫君 ○議長(関口不二人君) 次に、伴野寿夫君の質問を許します。 9番、伴野君。 ◆9番(伴野寿夫君) 9番、伴野寿夫。通告に従いまして順次質問をさせていただきます。 まず1番目に、ガス化溶融炉の建設について。2番目に、野沢城山公園の整備状況について。3番目に、成人式について。以上の3項目についてお伺いいたします。よろしくご答弁をお願いします。 さて、1番目のガス化溶融炉の建設についてでありますが、簡単に言えばごみ焼却炉のことであり、現在、佐久クリーンセンターで困るわけではありません。むしろ、小諸市、臼田町をも持ち込んでおりますが、私たち議会も先進地の視察をしてまいりました。その結果、ダイオキシンの心配もなく、産業廃棄物または家庭のその他のごみ、例えば剪定をした等のもの等を処理するには、ガス化溶融炉を導入しなくてはなりません。しかし、このガス化溶融炉は大変にお金がかかります。視察所を訪れたときに、ざっと 200億円ぐらいはかかるということで、簡単にいくものではありません。しかし、将来10万都市を目指し、それだけではなく近隣の市町村にも呼びかけ、経済的に建設をしていくことが大事であるのではないかと思います。 ただ単に、ガス化溶融炉の発がん性物質ダイオキシンが出ないから建設をするということだけではなく、見方を私はちょっと変えて建設をしたらどうかなといつも思っております。それは今、佐久クリーンセンターの近隣を見まするに、温水プール、あのそばにおふろ等もあります。そのようにしてガス化溶融炉も同じ水をお湯にし、この寒い佐久の冬に、ハウスの中で野菜等が栽培できることを早くに実験をし、実践に持っていくことが大事であるなと、いつもそんな考えを持っております。 そのためには、南インターにそのような新農業先端開発拠点整備事業でまずは試験をし、そこでの試験は間伐材等を使い、この寒い佐久でもハウス栽培が冬でもできるという自信を持ってやることによって、発がん物質も発生しないそのガス化溶融炉を、今までにおいてはごみと焼却炉ということになれば、人里離れた山の上、谷底と考えがちで敬遠がちでしたが、むしろ誘致をしていただく。うちの方へつくってくれということで、それによる水田地帯、あるいは畑をやっている人たちにそのお湯を提供し、ハウス栽培の大々的な団地をつくる。 これにより、佐久の名物にし、真冬にレタスがとれたり、キュウリ、1カ所見たところによりましたら、議員の視察で行ったときに、トマトがハウスの中にブドウ棚のようになっており、1本の木で1万個なるということを聞いてまいりましたこともありましたが、そのような栽培、水耕栽培だったでしょうか、そのような試験もしていただくために早くに南インターを完成し、その試験場をつくり、この寒い佐久市でもそのようなことができるんだと、それにより関心を持たせてギャラリーを佐久に呼び寄せ、スキーに来た皆さんにも寄っていただき買っていただく、食べていただく。よくコイ料理と出ておりますが、そのようにして、こんな寒い佐久、しかし佐久は大変昼間は日差しは強いんです。夜が大変寒いものですから、私はこのガス化溶融炉の導入は、むしろ誘致を望む農家に仕上げて、敬遠されがちな焼却炉を建設したらどうかなという観点を変えてみました。私はそのようなことを考えてきょうはこのガス化溶融炉のことについて申し上げましたが、うちの方へつくってほしいというような方向に持っていくことは私はできるなと思っております。 ガス化溶融炉は、発がん性物質は例えば今、佐久クリーンセンターでは、灰の処分はうな沢の最終処分場へ持っていって捨てるということをお聞きしたわけですが、ガス化溶融炉はそのようなことをしなくても建設材として使われるものですから、うな沢の最終処分場へ捨てることはありません。むしろ、道路舗装の下の砂として使うことができる。建設材料になる。これが足しになるほどではないと思いますが、うな沢の最終処分場も20億円からの費用をかけており、これも15年で満杯になるというようなことから見れば、クリーンセンターの灰もできればガス化溶融炉の中に入れて処理すればそれもなくなる。 これをやったからということで、各家庭の今までの家庭での分別が少なくなるわけではありません。燃えるもの、リサイクルできるもの、そして、埋め立てするもの、今までより大分個人では収集の回数がふえたせいか、余り気を使わないようであります。一度は置いていかれても、1週間に二度来ていただくために、すぐいけないものを出して、また出しておけば持っていっていただけるということで、一時よりも苦情は少なくなっておりますが、気を使っていることは確かです。名前が書いてありますから。そのようなことは、個人の努力として、ガス化溶融炉を取り入れてもやっていかなればならないと。 リサイクルできるものを燃してしまうというわけにはいかない。聞くところによると、ビニールでもかたいものは埋め立てに持っていく。やわらかいビニールは再生をするということをクリーンセンターの議会の中でも説明をされましたけれども、これは仕方ないと思います。 そのようにして、私はガス化溶融炉をぜひ早く建設するには、南インター周辺にそのような試験ができ、早くにガス化溶融炉の導入、これが早くできることを願って、きょうはいつごろの予定でやられておるのか、それにはインターも関連してくるわけですので、簡単にはいかないことと思いますが、後でまた所見をお伺いしたいと思います。 そのようなことで、観点を変えれば一石二鳥、家庭からも大変、家庭の流しのごみばかりでなく、ただ紙ばかりでなく、私のうちも剪定をすれば軽トラックに3台ほど出るわけですが、今燃すに燃せず、山ほど積んであるわけです。燃したら消防署が飛んでくるのか、近隣の皆さんがあのうちで燃しているよという投書が行くのか、山ほどありますが、処理できませんであります。そのような点でぜひガス化溶融炉を建設していただきたいんだ。以前も私質問したことがありますが、市長もぜひつくりたいという意向は感じております。ぜひ建設に向けてやっていただきたいなと思うわけであります。 ガス化溶融炉のことについてはこれまでにしまして、次に、2番目の野沢城山公園の整備についてお伺いいたします。 城山公園は、県の史跡の指定を受けており、昨年、公園整備に伴い、文化財の発掘調査が行われたようでありますが、どのようなことがおわかりになられたかお聞かせください。 また、公園整備について、委員会を組織して検討すると伺っていますが、その検討内容と整備計画内容をお聞かせください。 地元の皆様からは、ちょっと私は苦情を受けてしまったものですから、県の史跡を受けて2,500 万円をかけ、大変いいお便所をきれいに使われる場所だなと、私も経済建設委員会にいたときに現場を見せていただきましたが、聞き取り調査でわかりましたが、あの場所は史跡の場所であるということは今申したとおりでありますが、攪乱をしてある、以前に。攪乱をした場所で、それ以上お便所をつくることによって壊すことはできないということから、あの位置にも決定したわけでもある。日本人はお便所は西北の隅の方へという考えがちでありますが、あのぐらいきれいにして、休息所も隣に置いてあれば、そんなに不自然ではないんではないかなと思います。 それでなく、あの近隣の皆さんは、大きな桜の木、大木があり、大変いい花を咲かせた。これが切られてしまったことに大変残念がっております。これも何か理由があって切ったことと思いますが、これからまだまだ整備は東北から西北にかけて、ケヤキの大木からいろいろありますが、地元の皆さんが幼いときから愛してきたもの、木があるわけですので、これは委員会組織がありまして、そこで多分検討されたんではないかなと思います。区長さんも2人入っておられるようですので、そちらへ言ったらどうかなと私も申し上げましたが、担当事務局でもその辺のところは気を使っていただければいいなと思います。その点について、話せることがありましたら、担当課の方で結構ですので、どのようにして桜が切られてしまったか。 何かあった、私ちょっと工事をやっている安井建設さんに聞いたら、池ができる、コイを飼う池ができるなんていうようなことをちょっと言って、堀があるからどうだこうだなんて言っていました。昔の堀があって、ちょっとその点はわかりませんが、そんなことをちょっとお聞きいたしました。委員会が組織されておるわけですから、余り出しゃばったことは言えません。区長さん方代表でやっておりますし、学識者が私も知っている人たちもいますので、悪くするわけではない、よいこととしてやっておりますので、余り言うことできませんが、担当事務の方でも、そんなことをちょっとお聞きになったというようなことでやっていただければ結構であります。 次に、3番目の成人式についてお伺いいたします。 二十歳になった若者たちを大人の仲間に迎える大事な節目としての成人式。その成人式が全国各地で荒れる成人式として問題になったのは、2001年の1月8日の成人式の日でありました。その後、新たな趣向の成人式もふえてきた。佐久市では、ことしの成人式も、私も出席いたしましたが、大勢の皆さんが華やかな姿で一堂に会していただきました。日にちも1月3日でしょうか、何か集まりやすい日だったような気がしまして、大勢の皆さんが集まり、とても、私から見て、最初は静かな式であったなという中で、途中で一番前列の七、八人の男女が白い着物に縦じまの袴、大変華やかな姿で出ていってしまった。もう二十歳ですから何も言うことはありませんが、たばこを吸いたくて出ていってしまったのか、それを私たちの前を通っていきましたが、まさかとめるわけにはいきません。 それを荒れたと申しませんが、主催者としてそんな姿を見てどんな感じ方をされたか、今までよく言われることに、その成人者の人を先輩が見える式がいいなと、一堂に会さないで見える式、そのために分散型の成人式、出ていくにも気が引けるという成人式もあったようなことをお聞きしましたが、これもそんなに長く言っていても仕方ありませんので、この辺で、主催者としてどう感じたか、今後の考えをお聞かせいただければ結構であります。 以上、この席からの質問は終わりにさせていただきます。ご答弁をお願いいたします。 ○議長(関口不二人君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) 伴野議員から3点のご質問をいただきましたが、私からガス化溶融炉の建設につきましてお答えをいたします。 伴野議員もご承知のとおり、一昨年7月1日に小諸市役所内にごみ処理施設建設準備室ができました。小諸市と佐久市で共同で廃棄物中間処理施設建設に向けて取り組んできたわけでありますが、しかしながら、廃棄物処理施設の建設というのは非常に難しい問題を含んでおりますので、慎重の上にも慎重を期すべきものだと考えております。伴野議員は、先進施設をごらんになられているということでありますので、最新型施設の状況をご理解いただいていると思いますけれども、まだまだ一般の方々には廃棄物処理施設の必要性は理解していただけるわけでありますが、住居の隣接に建設されるということになると、なかなか事業をお認めいただくことが難しいというのが実情でございます。 現在、事務局におきまして、候補地の選定、それから処理方式の検討を現在進めております。まだまとまっているわけではございません。 ○議長(関口不二人君) 建設部長、黒沢君。 ◎建設部長(黒沢俊彦君) それでは、私からは城山公園の整備状況についてお答えをさせていただきます。 城山公園の整備につきましては、平成13年度から国のまちづくり総合支援事業の補助事業により整備を進めております。ご承知のとおり、整備箇所は県史跡伴野城跡として指定されておりますことから、史跡内の現状を変える行為につきましては、すべて長野県教育委員会の許可が必要となるわけでございます。史跡整備の重要性を考え、平成13年度に県史跡伴野城跡保存整備委員会を館跡研究者及び地元区長さん方により組織しておりまして、平成14年度の発掘調査の結果をもとに委員会の皆様方のご意見をお聞きするなど、整備計画について委員の方と協議する中でご了解を得た結果によって、長野県教育委員会へ現状変更の許可申請を提出し、許可を受けて整備を進めているところでございます。 公園整備に際しましては、遺跡を保護し、史跡として景観を損ねないよう配慮し、平成14年度に遺構調査で確認されている地盤が攪乱し、史跡保存に影響がない旧野沢会館跡にトイレ、あずまやを建設し、また公園広場敷地の造成が完了しているところでございます。 平成15年度は修景施設整備工事として、堀及び土橋部護岸整備、水辺植栽帯、また園路広場整備工事として、景観透水性樹脂舗装、土系舗装、植栽工事として、芝生張り等の工事を実施しております。特に土橋部工事につきましては、平成14年度文化財調査により、城への進入路であったとされる大変貴重な土橋が確認されておりますので、その調査結果により平面形状を生かした計画とし、現存する遺構面を保護した上で、当時の土橋の石積みの状況をかたどり整備を行っております。 また、想定しておりました土塁復元につきましては、遺構調査により、内部の構造は確認されましたが、土塁の位置や形状が確定できないため、立体的な表示は行わず、植栽帯を設けることとし、幅は史跡の景観に配慮し、既存の土塁と同等の幅といたしました。植栽帯の中へは利用者の利便性や植栽管理を考慮し、歩行者用の園路を整備します。植栽する樹種につきましては、他の遺跡にも用いられておりますコグマザサの植栽を行います。 ご質問に、桜の大木が切られてしまったということで地元から苦情があったとのことでございましたが、本件につきましては、工事の実施に当たり計画地内にございました桜の木等樹木につきましても、数本切るということで地域の皆さんと相談した上で、必要最小限の伐採を行い工事に入りました。現在実施しております公園の整備につきましても、現状変更の許可が長野県教育委員会から出ておりますので、許可の範囲の中で行っているところでございます。残された工事は、東側の景観樹脂舗装及び植栽、管理さく等で、16年度完成の予定でございます。 また、協議を重ねてまいりました伴野城跡保存整備委員会におきましては、来る3月18日に委員会の開催が予定されておりまして、以上ご答弁申し上げました内容等について現地において工事実施状況の確認をすることになっております。 以上でございます。 ○議長(関口不二人君) 教育次長、赤羽根君。 ◎教育次長(赤羽根寿文君) 成人式につきましてのご質問をいただきまして、私からご答弁をさせていただきたいと存じます。 佐久市成人式につきましては、毎年1月3日に実施しておりますが、本年は心配しておりました雪もなく、よい日和に恵まれたところでございます。当日は正月早々にもかかわりませず、議員の皆様方には多数ご出席を賜りまして、まことにありがとうございました。 平成16年の佐久市成人式を実施するに当たりまして、主催者といたしましては、時間の短縮や内容を工夫するなど、参加者に配慮して実施をいたしましたけれども、ご指摘にもございましたが、式典中に数人の参加者が出退席をするなどによりまして、厳粛であるべき成人式が一時ざわめいたことはまことに残念なことと思っております。しかしながら、昨今の若者の社会道徳意識の低下の中にありまして、佐久市の成人式は比較的平穏に実施することができたものと思っております。また、成人式の出席率も74.5%と高く、県下17市の中でも上位にございます。今後新成人に対しましては、成人式の意義を自覚して出席していただくとともに、成人式の内容や運営方法等をさらに検討いたしまして、よりよいものにしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(関口不二人君) 9番、伴野君。 ◆9番(伴野寿夫君) ご答弁ありがとうございました。 以上、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(関口不二人君) 伴野君の質問は以上で終結いたしました。 -------------------------------------- △高見沢秀明君 ○議長(関口不二人君) 次に、高見沢秀明君の質問を許します。 16番、高見沢君。 ◆16番(高見沢秀明君) 本日の一般質問最後となりました。大変お疲れのことと思いますが、しばらくの間、よろしくお願いいたします。 それでは、通告に従いまして、3項目について順次質問をしてまいります。よろしくご答弁をお願いいたします。 まず最初に、自治体の財政見通しと、市町村合併について質問いたします。 三浦市長は、少子高齢化社会を背景に足腰の強い自治体の構築をするために、臼田町、浅科村、望月町との合併協議を進め、10万都市の建設を目指していますが、一方で、新聞報道によると、住民アンケート結果などを背景に、合併しないで自立を選択するケースや、合併協議会からの脱退などのケースが見受けられます。自立を選択して、助役や収入役など理事者を置かないとか、職員の削減、さらには各種負担金の増額などを実施して対応しようという内容であります。 一方、市長の議案説明によると、国では平成16年度を初年度として、18年度までに国庫補助負担金についておおむね4兆円程度の廃止、縮減を行い、また地方税においても財源保障機能全般を見直して、縮小することとしているという説明でありました。地方自治体にとってますます厳しい財政環境が予想されるわけです。 そこで、次の2点についてお尋ねいたします。 1点目として、地方交付税が減少傾向の中で、自治体全般のこれからの財政見通しについて市長の所見をお伺いいたします。 2点目として、新聞などで報道されている今日の市町村合併のいろいろな動きについて、特に県内の小さな町村で自立を宣言しているところもあるわけですが、市長の所見をお伺いいたします。 次に、長野県予算と児童館建設のかかわりについて質問いたします。長野県は 370億円の歳入不足を生じて、歳出において職員手当の削減や公共事業の大幅削減、ソフト事業でも事業費の減額など、大きく報道されているところであります。そこで、佐久市への影響について、どのような影響が出ているかについて質問通告したところですが、昨日の友政会の中嶋長市郎議員の財政についての質問と、新政クラブの小林光男議員の質問があり、私の一般質問と重なるため市長答弁は求めませんが、いずれにいたしましても、県予算の歳入不足という状況は異常ではないかと思っております。 本来県は、市町村、地方公共団体等の予算というのは、長期計画に基づき財政推計をして、年次計画の中で予算編成をしていくものと理解しております。仮に県が説明するように、地方交付税が予想を上回る減額があったためというのであれば、他県においても長野県同様の事態が生じたのではないかと思うところでございます。県予算は当然のことながら、新聞報道にあるように、県民生活に直接大きな影響を及ぼすものであり、また一方で、市町村の財政にも大きなしわ寄せが生じることは、昨日の市長答弁でも述べられたとおりであると思います。ぜひ県民の声を反映した、また市町村の予算編成に影響を及ぼさない県予算編成を求めるものであります。 以上、感想を申し上げまして、質問に入ります。 それでは、児童館建設のかかわりについて質問いたします。 佐久市では、他市町村に先駆けて児童館を整備してきました。今では小学校単位に児童館が整備され、放課後、児童であふれております。共稼ぎ夫婦も安心して勤めることができて、大変好評であります。また、午前中は子育てサロンとして、これまた子育てに悩む若いお母さん方に大変好評であります。15年度においては、遠距離通学地域でも児童館整備をと要望の中で、小田井地区に児童館を整備することになり、設計料が予算化されたところであります。 そして、16年度には建物建設が予定されていたかと思いますが、2月21日の新聞報道によると、長野県は児童館の補助金を予算化しませんでした。地元の熱い要望の中で進めてきた児童館建設ですが、国・県が各3分の1補助で、県が予算化しないと国の予算も採択にならないと伺っております。このままでいくと建設を断念しなければならないのか、大変好評である児童館でありますので、今後野沢地区、本新町、大沢でも建設の要望があり、今回県が予算化しなかったことは、大変残念です。このような状況の中、今後も県に採択をお願いしていくのかどうかお伺いいたします。 次に、口腔歯科保健センターについて質問いたします。 市長招集あいさつで、口腔歯科保健センター事業について、口腔保健の総合的な検討と統一した指針を作成し、生涯健康な歯で暮らせるような施策を検討していきたいという説明でありました。具体的にどのような背景の中で、どのような事業を予定していますか、お尋ねいたします。 以上で、ここでの質問を終わります。 ○議長(関口不二人君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) 高見沢議員から3点ご質問いただきまして、最初の自治体の財政見通しと市町村合併というお話がございましたが、答弁要らないということでありますので、省かせていただきますけれども、何せ総務省の試算によりますと、小さい町村ほどこれから厳しくなってまいります。自立自立と言いますが、私は非常に難しいんではないか。立派なことでありますけれども。一方、標準団体であります10万都市ではその影響は余りないと、こういうものが総務省の今試算なわけです。まだこれからどうなるかわかりませんので、このままいきますと、もう17年度、18年度予算も組めない町村が出てくるんではないか、こういうことは今言われているわけでありますので、これからの動きをひとつ見詰めて注意をしていきたいと思っております。 児童館のお話でありますが、児童館のいろいろ効用につきましては、高見沢議員もご案内のとおりでありますが、小田井地区を初め、内山、野沢、こういう地区から要望がございまして、16年度も県に補助金の採択をお願いしてきたんですが、ご案内のとおり、16年度の長野県当初予算は児童館に対する予算が計上されなかったわけであります。16年度の長野県当初予算の概要によりますと、児童館等の整備に対する補助金であります児童福祉施設整備事業補助金は7億 1,176万 1,000円の予算づけがなされましたが、施設別では保育所が15カ所、それから児童入所施設が1カ所で、児童館は計上されていないということでございまして、今後の補正につきましても計上していただけるのかどうか、これはまだ全く今のところわかっておりません。 この児童福祉施設整備事業補助金でございますが、補助基準額の3分の2を県が市町村へ補助し、国がその2分の1を県に補助する制度となっておりまして、いわゆる義務補助ということでありますから、県の補助金の予算づけがされませんと国の補助もつかないということであります。こうした状況でありますが、児童館の整備は子育て支援施策を推進する上で大変重要であると私は考えておりまして、現時点では何とも申し上げられない状況でございますけれども、とにかくいろいろな角度から検討を加えまして、何とか財源を確保していきたいと考えておりますし、多くのご要望をいただいております児童館の実現に向けて、引き続き県や財務省などにも働きかけをしていきたいと思っております。 特に、これから合併という問題になりますと、臼田、浅科、望月、これ全部やはり児童館整備してあげなければいかんわけでありますので、この辺が非常に難しいわけでありますけれども、ちょっとこれからどうするんだということを申し上げておきますが、国が補助金をつけるとき、国の方で各省庁ごとに補助要綱をつくるわけです。義務補助といってもそれは法律ではないわけです。だから、国が3分の1、県が3分の1、市が3分の1と、こういう補助要綱は法律ではなくて要綱ですから、国でつくっているわけです。 したがって、今ちょっと国にお願いしていることは、長野県が出さない場合、市が長野県を分を持ったら、国の分だけでも出してくれるかと、こういう今ちょっと交渉をやっておるわけです。ところが今度国の方になりますと、その要綱をつくるときには全部財務省と相談した上でつくっていますから、財務省が何と言うかと、こういうことなんです。だから、財務省がうんと言えば、長野県がつけなくても、市が長野県分を持って国の分をもらってつくることはできるわけなんですが、今ちょっとそのところができるかどうか、国と交渉をしているんです。 法律改正ではありませんから、一々国会に諮らなくてもいいわけですから、しかし財務省と一緒になってつくった要綱ですから、そう簡単に変えるということは考えられませんけれども、何かうまい方法ないかと思って今模索をしておりますので、ひとつ努力をしてまいります。 ○議長(関口不二人君) 保健福祉部長、青柳君。 ◎保健福祉部長(青柳哲君) 高見沢議員の口腔歯科保健センターについてのご質問にお答えをいたします。 ご承知のとおり、齲蝕や歯周疾患に代表される歯科疾患は、進行が蓄積的に働きまして、その結果、歯の損失を招くために、食生活や社会生活等に支障を来して、ひいては全身の健康に影響を与えるものとされています。また、歯や口腔の健康を保つことは、単に食べ物をそしゃくするという点からだけではなく、顔の表情を明るくしたり、食事や会話を楽しむなど、豊かな人生を送るための基礎となるものでございます。 ご案内のとおり、我が国におけます歯科保健活動は大正時代から歯科衛生思想の普及活動が行われ始めまして、昭和3年には6月4日を虫歯予防デーと定め、昭和33年には6月4日から10日までを歯の衛生週間と定めまして、歯の衛生に関する正しい知識の普及と歯科疾患の予防を目的に、さまざまな歯科保健対策が行われてまいりました。昭和30年代からは乳幼児期の齲歯予防対策を中心に実施されてきておりまして、齲歯の一番発生しやすい時期であります幼児を中心に1歳6カ月児歯科健康診査、3歳児歯科健康診査、乳幼児、妊産婦の口腔指導などが行われてまいりました。近年では歯周疾患にも重点が置かれまして、成人と高齢者に対する歯科保健事業の推進も図られるようになってきております。 佐久市では、幼児歯科健診や歯周疾患検診を初め、保育園歯科検診、学校歯科検診、さらに在宅の寝たきり高齢者や障害者に対する歯科検診、往診治療などの事業を佐久歯科医師会の先生方にご協力をいただき実施しております。中でも昭和63年から在宅、寝たきり、高齢者、障害者に対しまして、長野県下で初めて在宅歯科健診や応急処置、往診治療を行うなど、在宅診療者への継続的な支援をしていただいております。平成13年にはその功績によりまして保健文化賞も受賞され、さらに今年度は社会福祉医療事業団の助成を受けまして、在宅高齢者のための歯科ハンドブックを作成され、在宅高齢者にかかわるホームヘルパーや訪問看護師等を対象にした口腔ケアマニュアルとして活用されているところでございます。 そのほかにも乳幼児健診や育児教室、保育園、小・中学校での口腔歯科衛生指導や在宅要看護者に対する口腔衛生指導、小・中学生のフッ素洗口等を各担当課で行っておりまして、1歳6カ月児歯科健康診査や3歳児歯科健康診査での乳歯の齲歯は、数年前から比較いたしまして明らかに減少はしてきておりますが、県平均や全国平均に比べまして、まだ高い状況が続いております。また、保育園でも歯科検診と歯科保健指導を実施しておりますが、年齢が高くなるにつれて齲歯保有率は増加しておりまして、今後もさらに齲歯予防に関する対策が必要になっております。 さらに最近では、子供たちのそしゃく機能の低下や、お口ぽかんというふうに言われる口呼吸への健康への影響が専門家の間で取り上げられるようになってきております。昨年12月の議会で油井議員の質問にもお答えをいたしましたが、茨城県つくば市の歯科医師が全国の71の歯科医院で2歳から23歳の 1,036人を対象に口の開閉状況を調べたところ、全体の62%の人が口を開いた状況で呼吸しているという結果が公表をされております。口呼吸は口から直接のどを通って病原菌が体内に入るために風邪を引きやすくなったり、唾液が乾燥して細菌の活動が抑制されないために、齲歯や歯周疾患を進行させるとも言われております。 さらに、口を閉じるといった習慣やかむという口腔機能は、小さいころからの食習慣や生活習慣が大きく影響するとも言われておりまして、21世紀の国民健康づくり運動であります健康日本21の中でも、歯の健康を生活習慣改善の9項目の1つとして取り上げ、総合的な事業展開の必要性を掲げてありまして、乳幼児期から高齢期に至る総合的な口腔衛生の推進を図ることが必要になってまいったわけでございます。 乳幼児期から高齢期までの口腔歯科保健の総合指導機関として、口腔歯科保健センターをこの4月から保健センター内に設置いたしまして、事業を推進してまいりたいと考えているところでございます。 具体的な事業といたしましては、乳幼児期から保育園、学童期、成人期、高齢期を対象に、各課で実施しております歯科保健事業の結果をまとめまして、その中から各年齢期における課題を探り、効果的な口腔歯科保健事業が展開できるような指針を作成してまいりたいというふうに考えております。指針の作成に当たりましては、歯科医師会や医師会の先生方など、専門的なお立場の方のご意見を伺いながら、総合的な口腔歯科保健事業の検討をいたしますとともに、作成いたしました指針をもとに、歯科保健に関係する専門職研修会の開催などにより、今後の歯科保健対策を充実させてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(関口不二人君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) 今、ちょっと事務局から指摘を受けまして、最初の質問の自治体の財政見通しと市町村合併につきまして、代表質問であったから答弁求めないと私聞いたんですが、そうではないというんですが、いいですね。         〔発言する人あり〕 ◎市長(三浦大助君) 失礼しました。 それでは、自治体の財政見通しと市町村合併についてお答えを申し上げますが、地方交付税は国における三位一体改革を受けまして、財源保障機能の縮小、あわせて14年度から実施されております段階補正、事業費補正の見直しが引き続き実施されることなど、算定方法の見直しが予定されております。このために、国における総額が前年度比マイナス1兆 1,832億円、率では 6.5%減となっているわけであります。その影響を受けまして、平成16年度佐久市では決算見込みベースで5億 9,500万円余の減額を見込んでおります。三位一体改革を受けまして実施される地方交付税の総額の抑制は、佐久市だけでなくて、多くの自治体の財政運営に影響を及ぼすものと思われます。 このうち、段階補正の見直しにつきましては、平成14年度から引き続き行われております。総務省の試算によりますと、単年度における影響は、段階補正の見直しだけでも人口3万人の団体でおおむね 1,000万円の減、人口 8,000人の団体でおおむね 1,700万円の減、人口4,000 人の団体でおおむね 1,800万円の減となりまして、小規模の団体に影響が大きいことが示されております。これが引き続き実施されるということになりますと、その累積影響額はさらに大きいものとなりまして、先ほどちょっと申し上げました平成17年度、18年度予算が組めない町村が出てくるのではないかと、こういうことになるわけであります。一方、標準団体であります10万人都市ではその影響はないと見られております。 また、地方交付税の改革では、財源保障機能の縮小を図るとされております。これにつきましては、全国市長会など地方団体から国に財源保障機能の維持について要望がされているところでありますけれども、三位一体改革によりまして、所得税から個人住民税への税源移譲が実施されますと、税源が小さい自治体、すなわち人口規模や産業規模が小さい団体は、標準的な行政水準を保つための財源が税収入では十分賄えないということになります。財源保障機能は、そのような不足が生じた際補てんする地方交付税の機能であります。これが縮小されることになりますと、規模の小さい団体ほどその影響は大きくなることが予想されるわけであります。 いずれにいたしましても、三位一体改革は構造改革でありますので、財政構造の弱い団体には厳しい時代になるのではないかと思うわけであります。 市町村合併でありますが、地方自治体にとりまして、ますます厳しい財政環境が予想される中で、新聞で報道されている今日の市町村合併のいろいろな動き、特に町村の自立への動向についての所見ということでございますが、合併についての県内の状況でございますが、昨年9月1日、平成の大合併では、県内初のケースとなる千曲市が誕生いたしまして、この4月1日には、東部町と北御牧村が合併して東御市が誕生いたします。そして、現在法定の協議会が10地域、任意協議会が12地域にありまして、県内の半数を超える66市町村が合併協議に参加をしております。この中の木曽郡山口村では、住民意向を受けまして越県合併がほぼ確実となっておりますが、昨年後半には住民アンケート等によりまして、合併反対が上回り、合併協議の枠組みが崩れる地域が相次ぎまして、新たな枠組みを模索している地域や、任意合併協議会から法定合併協議会へ移行できない地域もございます。また、合併特例法の期限まで1年となりまして、川上村と南牧村のように合併協議のスタートを検討する地域も出てきております。 一方で、県内の小さな町村で合併をせずに自立を宣言しているところもあります。確かに軽井沢町のように財政が豊かな町村もあって、事情は各町村によってまちまちであります。合併をせず自立という選択につきまして、それはそれで結構なことだと思いますし、私がどうこう言える立場にはありません。しかし、少子高齢化から間もなく急激な人口減少社会が訪れようとしております。その一方で住民ニーズはますます高度化、多様化しておりますし、また地方分権の担い手として、市町村の役割や責任が質、量ともに増してきております。さらには国の三位一体の改革による補助金の削減や、地方交付税の総額の抑制、あるいは県財政の危機的な状況に伴う影響など、今後将来にわたって小さな町村ほど財政状況が厳しくなることは明らかであります。 これらの対応策として、自立を宣言する多くの町村が、同じように議員のご質問の中にもございましたが、助役や収入役を置かないとか、あるいは職員を何割削減するとか、あるいは負担金を増額するとか、さらにはこの事業は住民にやってもらおうとか、明らかにサービスを低下させる施策方針を打ち出しております。これでは行政の効率化ではなくて、単に財政上の収支合わせにすぎないのではないかと首をかしげたくなるところもございます。 最近の新聞報道では、合併を選択しないことを自立というように表現をされておりますが、私は市町村合併と自立は相反する言葉ではないかと思っております。市町村合併は、20年、30年先を見据えて、市町村が地方自治体として自立して生き抜くための手段であると思っております。もうしばらくは大丈夫という現状認識のいささか甘い人が意外と多いのではないかと思っております。 しかし、本当に困るのは、これから未来を担う子供たちであるわけです。未来の子供たちのために、いつか決断しなければならないとしたら、それは今ではないかと私は思っております。その決断の評価は歴史がするものだと思いますが、今日の佐久市があるのも、40年前の先輩の皆さんの英断によるものであるわけであります。 佐久市といたしましては、同じ志を持つ臼田町、浅科村、望月町と、行政効率がよく、体力のある10万都市新生佐久市の誕生に向けて、引き続き合併協議に取り組んでいきたいと考えておりますので、ひとつよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(関口不二人君) 16番、高見沢君。 ◆16番(高見沢秀明君) それぞれに答弁ありがとうございました。 1つとして、児童館建設についてでございますが、核家族化の進行、また女性の社会参加の拡大、就労形態の変化などにより、児童館整備は不可欠であります。児童館は地域において子育て支援の拠点として機能を発揮しており、積極的に子育てを支援しております。このことからしても質問でも申し上げましたが、遠距離通学地域にも早急に児童館整備を要望いたします。 2つ目に、口腔歯科保健センターについてでございますが、歯の喪失は食生活や社会生活、全身的な健康状態、活動能力などに影響することが先ほどの答弁で明らかなようです。齲歯と歯周病が歯を失う原因の大半を占めており、生涯を通じてその予防に取り組む必要から、今回の口腔歯科保健の総合指導機関として、口腔歯科保健センターを設置されることは高く評価できます。これを多くの市民の活用を期待するものでございます。 最後に、市町村合併についてでございますが、地方自治体として生き抜くためには、新しいふるさとをつくるため、今4市町村で三浦市長を先頭に関係皆様方で、17年3月末までの発足に向け作業を進めていただいているご努力に感謝を申し上げます。市民の期待も大きいので、新市の佐久市丸のかじ取りを三浦市長にお願いしたいと思います。 以上、要望などを申し上げましたが、これで私の質問を終わります。 ○議長(関口不二人君) 高見沢君の質問は以上で終結いたしました。 -------------------------------------- △次会日程の報告 ○議長(関口不二人君) お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、3月15日午前10時再開の上、一般質問を続行したいと思いますが、これにご異議ありませんか。         〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(関口不二人君) ご異議なしと認め、さよう決定いたしました。 -------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(関口不二人君) 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 本日は、これをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後2時46分地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。     佐久市議会議長   関口不二人     佐久市議会議員   神津史延     佐久市議会議員   並木茂徳...